秋の気配しっとり始まるどころか、
トップからロウへの荒いギアチェンジ的な気温急降下のおかげで
「寒い！寒い！」と慌て冬支度の10月最終週。
秋色インクでの季節の彩り、どうぞよしなに。
彩時記の秋色インク「秋景」と「秋麗」。
澄んだ明るい秋の日差しを受けたような紅葉の色。
過去にも記載しましたが、「秋景」は黄色寄りのオレンジ、
「秋麗」はピンク寄りのオレンジ。
同じく秋グループの「琥珀月」をメインに、
24節気の名称に沿った「寒露」「霜降」も併せて。
北村透谷の「秋窓雑記」より、カラー版でラテン語訳、透写紙に書道液で本文、
２枚を重ねて。
今年の紅葉は例年に比べて遅いですが、
やっと各地の秋のしらせがふえてきました。
琥珀月を薄めていくと淡い黄色になります。
これを下塗りにして…
※※※※
来年の手帳を選ぶ楽しい時期。
1980年代にくらべて格段に、
手帳や文具熱ほとばしるSNS情報が増え、
昔は皆無のバレットジャーナル・ジャンクジャーナル等のコラージュ類、
1日分記入頁の某有名手帳・上下分割・新規時間軸手帳、
野望系ノート（言い方）、セルフケア系などなど、
手帳術ノート術も百花繚乱。
モバイル類のメモ・スケジュール機能も相まって充実、
今の自分を見つめなおし律することは、
未来の自分への投資でもあります。
たいそうなことを言ってしまい汗噴出のわたくしは、
「プロの三日坊主」。きままな風任せの風来坊。
市販されている手帳フォーマットは概ねトライ済み且つ、
3日やって休み、また新しい手法で3日やって休み…を繰り返して幾星霜。
でもどの文具類もおしなべてとても好き！という難儀なわたくしがつかう、
来年度用手帳は今回２冊。
とにかく大きいシンプルなマンスリー
（拡げるとB4・デスクに開きっぱなし）と
１日２ページのもの。あ、この2冊は例年通りです。
前後に付録も説明もない・六曜もない超シンプルなドデカいマンスリーは
一目瞭然なシンプル視覚効果。ほぼカレンダーと同義。
仕事と私事、両方記入の一元化ノート。
１日２ページの方は、おそらく熟成予定。（紙が好きだから例年買う）
気に入った文言を記入する不定期用途。
予定外に買ってしまう（Oh…）小さな手帳は、
先月記載のシステム手帳などに。
ロルバーン類はちょっとはみ出しても気にしない派。
自宅のノート・メモの在庫を減らすべく、日々使いまくっています。
普段はメモ中心ゆえ、
書き終わったものに穴を開けてシステム手帳に保管。
ロディアも背面ホチキスをペンチでばらして穴をあけ、
厚紙表紙も仕切りに。（ディ…とかリフ…とか「仕切り」に統一呼称）
趣味全開。
トランプや好きな色柄＆絵画作品その他、
摺りガラス風目隠しシートをはさんだり、
ダイカットも面目躍如、切ったり貼ったり、楽しすぎ。
所持するシステム手帳類は、
過去のどでかいものを「いつかまた箱」に収め、
近年は小さいサイズが主流。
記載メモ紙それぞれのまとめ待機場所です。基本自宅保管。
（作字練習・絵画練習・私事健康・家族＋ねこ健康・
レシピ・仕事A・仕事B・資格試験対策・心に移り行くよしなしごと等）
出先の荷物はミニマム＆身に付けられるものを信条に、
ウエストポーチ使用派。携帯やメモ類をぶら下げる日常。
いつでもどこでも走って逃げられます。
現場メモは、使う予定がなくなったピンク色の定期入れに
極小メモノートを嵌め込んで。（比較文言用紙は名刺サイズ）。
（左端は携帯）いままで持たなかったピンク系がふえてきました。
来年の個人的ラッキーカラーらしいので。
メモは気が向いたときにめちゃ書きます。3日限定で。
浮遊する思考をつかまえるために、即書きなぐる派。
紙もペンも実はそんなにこだわらない、
「あれば何でもよい無節操派」ですが、
「その時の気分で、
好きなものがつねに手の届くところにあるといいな」的矛盾者。
↓このときは「マイ・裏紙ブーム」。
書きなぐり→日付印捺し→テーマ別分類→再目視→解決と保留に再分類。
日常の記録はたのしいですね。
「いつも新しいやり方をトライし続ける新鮮な愉しみ」と免罪符的に。
所持用紙はA4・A3中心にピンキリで、
にじむ裏抜け用紙でもなんとか転用する根性。
その他市販メモ帳・単語帳・情報カードはじめ、
あまたの種類の紙在庫をもちながらも、時には、
職場の廃棄用裏紙でいそいそと自分記録、
または裏紙製本ノート作成など。
断捨離しているはずなのに、新しく生み出す本末転倒のこの魔の手よ。
マシンガントーク的打ち合わせ時や、ひらめき降臨時で
即メモが間に合わないときは、
音声録音→文字起こし機能→社員共有済んだら、
概要を印字して自分の保存用手帳に添付。
ミクロ的な細かい即メモをもとに、
マクロ的大きな母艦ノート（B５⇔見開B4）に転記＆記憶強化、
さらにメモは細分化して保管バインダーに。そして定期的な入れ替え。
【ミクロ⇔マクロ】、【一元化⇔細分化】、という
「行ったり来たりの情報移動」が、わたくしの脳への刺激になるらしい。
さて次は、どんなふうに今週（今秋）を書いていこうかな。
↑ジッパー付き食品保存袋を改造して
手帳用のジッパー袋に。レースやリボンなど貼りまくって
在庫を使い切る意気込みをアピール。
各手帳は透けて見える不織布袋に保管。ぶら下げ収納も可。
通気性も良い。持ち歩く習慣は個人的に少ないけれど、
必要があればさっと連れていける気軽な大きさ。
色にいざなわれて開ける扉の向こうにひろがる、
濃く淡く美しい万年筆インクやさまざまな筆記具、紙の世界。
文具の楽しみの入り口となれば幸いです。
にじむ紙には、にじみ止め剤を塗り乾かす、裏抜け防止に増粘剤を混ぜた水性インクで筆圧を軽くする、もしくは油性ボールペンや硬度あげた鉛筆にチェンジ、書きなぐったメモ類は転記後、色画材の試し塗りで塗りつぶしシュレッダーorお焚き上げ等々、合理性と骨折り損のはざまで揺蕩う朝比奈斎（気づけばもう朝）でした。ではまた。
帳記事掲載文具
- Pent 彩時記「秋景」「秋麗」「琥珀月」
- IWI Color of Nature「寒露」「霜降」
- 山本紙業 CANOPUS NOTE
- コクヨ トレーシングペーパー
- カランダッシュ アクセサリー・エーデルワイス水彩紙ブック
- コクヨ Campusダイアリー2026
- ミドリ hibino
- LETS クリアシステム手帳
- ロルバーン ミニ
- ロディア ブロックメモNo11
- ダ・ヴィンチ ロロマクラシック
- アシュフォード システム手帳
- マルマン ルーズリーフバインダーミニ
- LIFE メモ手帳 名刺型メモランダム
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この記事を書いた人
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憧れの高級文具から教室に忘れ去られた名もなき消しゴムに至るまですべての文具を偏愛する者。
文字は下書き無し・肉付け塗り無しの一発書き。
文具・画材・多肉愛好家として雑貨店「SHOP５１１」にて多肉植物の育成販売と文具雑貨諸事の販売に携わる。好きな言葉は「玉石混淆」
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