
今回は2026年9月新発売のPent「旅彩™―tabi-irodori―」インク追加新3色から、
「霧ヶ峰」のお色見本を作ります。どうぞよしなに。


長野県中部に位置する霧ケ峰高原。
大手エアコン商品名としても耳なじみのある単語です。
雄大な高原に咲くニッコウキスゲの黄色は、訪れる人の心も明るく灯すよう。
爽やかな高原の空気感と明るく元気な黄橙色をイメージしました。


今回の鉱物は、水晶のなかの針状結晶が印象的なルチルクォーツを
旅彩™インク「霧ヶ峰」で描きました。
針が太目なタイチンルチルのスケッチは、毎度おなじみ消せるインクのケセラ、
Gペンで鉱物名、ガラスペンで化学式とモース硬度を。
咲きはじめのニッコウキスゲは明るい黄色、
後半は次第に、熟すような橙色の深みが増してきます。
花の変化とおなじように、旅彩™「霧ヶ峰」も書きたては黄色、
乾燥するにつれて橙色が強くなります。





旅彩™インクの外箱は丈夫で色分離・色のり共に良いヴァン・ヌーヴォ。
色をのせる前にうすく水をひとはけのせて、
その水分がかわくまえに、かなりうすめたインクをひと塗り。
うすい色合いのインクが乾く前に濃い色のまま少しのせると、
じんわりとグラデーションに。
筆や綿棒、万年筆やつけペン、いろいろな文具や画材でどうぞ。
濃いままぬってもよし、
薄い色から濃い色への変化を楽しむもよし。
もちろん塗らずに、
特殊印刷を光に反射させながら白箱のまま楽しむもよし。
箱は全表面&裏面(内側)も塗れます。
【外箱2次利用】は、また次の機会に。


黄色系のインクは日常生活では使いにくいイメージもありますが、
「霧ヶ峰」は視認性も良く、手帳などにもマークアップや線をひくときも便利な色。
水を加えてうすめて使うことで絵画の下地塗りにも重宝します。
わたくしは文字も下地のように書き、
その上に重ねて別の文言を書き入れる手法をたまにします。
明るい黄色系の醍醐味です。


他にも、下地の紙に文字を書いた上に、透写紙に別の文字を書いて重ねたり。





常に手元にいろいろな種類の紙をおいていますが、
透ける紙は特に大好きです。
透写紙にあることをすると、画像のように自然に白抜き文字が書けますが、
これもまた【透写紙の楽しみ方】として別の機会にご紹介予定。
透写紙を個人的によく使うのは、手帳まわりの細工ものとしても。
最近買った「これ、カット」とあわせて。
手帳リフィル製造としてのガイド定規「これ、カット」。
公式でも諸動画でも切り取り目安が透明アクリルのため使いやすいと絶賛中。
わたくしは個人的に切り出したアクリル等でガイドを作っていましたが、
やはり「これ、カット」は抜群です。という内容はまた次回にして、
今回は、透写紙正方形製造として。(超個人的利用法)


普通にこう置いて一度切る(わたくしは手切りが多いです。雑で万歳)



切った透写紙にこれカットを直角に置いてさらに切る。
切りとった正方形の透写紙は、ノート紙面のポケットとして。
(ハリナックスで2辺を留めるのが個人的に好き)
ポケットにしまう小さなものが透けて見えるので便利。
手帳まわり諸事も、また機会があるときにご紹介いたしますね。
※※※※

L’endroit que j’ai visité était la ville natale de quelqu’un.
―訪れた場所は誰かのふるさとでしたー
色にいざなわれて開ける扉の向こうにひろがる、
濃く淡く美しい万年筆インクやさまざまな筆記具、紙、色の世界。
文具の楽しみの入り口となれば幸いです。
9月も終わり。猛威をふるっていた夏の権化アブも姿をひそめ、秋の気配ふかまるこの時期がとても好きな朝比奈斎(秋の短さ・名残惜しさが魅力的。ハクキンカイロのオイル諸々準備の時期←忘れると死ぬ)でした。ではまた。
掲載記事使用文具
- Pent 旅彩™-tabi-irodoriボトルインク「霧ヶ峰」
- セーラー万年筆・ケセラ
- 立川ピン製作所・日光Gペン特上品
- パラグラス・ガラスペン・Galaxy glass pen
- SPEEDBALL B-3 (同等仕様製品→ブラウゼ・オーナメンタルニブ)
- SAKAEテクニカルペーパー・中ミシンノート
- 山本紙業・TATEYAMA
- LETS STATIONERY GOODS・システム手帳専用カッティング定規 これ、カット
- 併用インク・旅彩™「御射鹿池」「安曇野」「上高地」
朝比奈さんからのお知らせ
◆絶賛更新中!X(旧:Twitter)
@asahinaitsuku
◆新たに開設しました!Instagram
@asahinaitsuku
◆目下鋭意準備中!
朝比奈斎の玉石参房
※別ページへ移動します。
この記事を書いた人

-
憧れの高級文具から教室に忘れ去られた名もなき消しゴムに至るまですべての文具を偏愛する者。
文字は下書き無し・肉付け塗り無しの一発書き。
文具・画材・多肉愛好家として雑貨店「SHOP511」にて多肉植物の育成販売と文具雑貨諸事の販売に携わる。好きな言葉は「玉石混淆」
Twitter:@asahinaitsuku
Instagram:@asahinaitsuku

