万年筆履歴帳に最適の高級ノート
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万年筆履歴帳に最適の高級ノート

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Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

日頃、手書きで物を書くことが多いので、常に数本の万年筆をペンケースに入れてすぐに使えるようにしている。しかし、複数本の万年筆を同時に持っていると、どの万年筆に何のインクを入れたのか失念してしまうことが多々ある。

インクを吸入した時に忘れないようにメモしておくようにしているし、出かける前など時間のない時などはインクボトルと万年筆の写真をスマホ撮るなどして管理しているが、そういった情報は自分だけがわかるメモのようなものなので、うっかり失くしたり、すぐにメモが出てこなかったり、誤って写真を削除してしまったりすることもある。
ところが、時々、今まで自分がどの万年筆でどのインクを使っていたのか気になったり、記載した文字を見返した時に、それがどんな筆記具で書いたのかを確かめたいと思うことも多くなってきた。

そこで活躍するのがそういった記録を専用に書きつけてきちんと保存するノート。PENHOUSEから発売されたオリジナルノート「PAPYRUS BIBLION」は、まさに、そんなインクを記録しておくのにとっておきのノートだ。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

手に取ってまずぼくが関心したのは、表紙や背表紙に刻印されたロゴのフォントだ。普通のフォントではなく、シンプルだけど個性的なフォントと、黒と銅色箔押しロゴのコントラストが高級感を漂わせている。しかも、その他の一切の装飾を省いたところがさらに好感が持てる。まさにシンプルイズベスト。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

紙という意味の「PAPYRUS」と聖書(BIBLE)の語源となった本という意味の「BIBLIO」を合わせた「PAPYRUS BIBLION」というネーミングもユニークだし、フォントとの組み合わせで実に洗練された装丁になっているところもこのノートの大きな特徴と言えるだろう。ノートの厚さは約3.5cmで814ページというボリュームなので部厚い。だが、『PUR』という特殊な製本方法が採用されており、それによって、強度が高まるだけでなく、開きも良いので、とても書きやすい。

しかし、あまりにもおしゃれで高級感が漂うので、普段使いをするには、ちょっともったいない。そこで、ぼくはこのノートは万年筆インクの記録専用で使うことにしたのである。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

ページを開くと、クリーム色の紙に6mm感覚で薄い色で罫線が引かれている。良くみると、太い罫線によって4行ごとに太罫線が入っているのだが、線そのものの色が薄いので、いずれもそれほど気にならない。つまり、その線を意識して書いても良いし、意識せずに、全体を一ページとして使ってもそれほど気にならないのである。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

上部と下部には10等分に羽根ペンのマークが施されているので、適宜必要な個所に線を引いて区分するのも良いだろう。その目印が単なる点ではなく、羽根ペンというところにPENHOUSEの大きなこだわりを感じる。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

ぼくは、4行ごとに区分された罫線の1行目と2行目に万年筆のブランドとシリーズ名、ペン先の太さなど、3行目にインク名、4行目に開始日を記載することにした。1ページで7本分、見開きで14本分を記録することができる。
紙はインクの滲みや裏抜けの少ないトモエリバー文具用(FP)を採用しているし、ペンの滑りも非常に滑らかで書きやすいので、インクの記録には最適だ。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

分厚くて大きいので、持ち歩くには少し不便なところもあるけれども、逆にその方が自宅の机の上に常備しておいて、万年筆に新しいインクを入れるたびに取り出して書きつけるという流れが自然に生まれるだろう。背表紙も無駄がなくおしゃれなので、卓上に置かれた他の書物との相性も良い。

Pent〈ペント〉   パピルス ノート ビブリオン by大和出版印刷 罫線 バイブルサイズ

このノートが終わるころには、ちょっとした自分だけの万年筆履歴ノートが出来上がる。果たしてそれがいつのことになるのかわからないけれども、後で見返した時にその万年筆を使っていた時のことを思い出すことができるかもしれない。
「PAPYRUS BIBLION」は、そんな未来の楽しみを育むノートと言えるだろう。

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この記事を書いた人

武田健
武田健
文具ライター、山田詠美研究家。雑誌『趣味の文具箱』にてインクのコラムを連載中。好きになるととことん追求しないと気が済まない性格。これまでに集めたインクは2000色を超える(2018年10月現在)。インクや万年筆の他に、香水、マステ、手ぬぐいなどにも興味がある。最近は落語、文楽、歌舞伎などの古典芸能にもはまりつつある。
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