そう聞かれて普通の人なら「え?なんのキャップレス?」となるでしょうが、「あ、パイロットの?」となる人はキット万年筆好き…と勝手に思っている私です…
ここで言うキャップレスとは、パイロットから発売されているノック式万年筆のことです。
自己紹介でもお話した通り、とにかく細字が大好きな私は、金ペンデビューにSailorのプロフィットEFを選びました。始めはその滑らかな書きごごちに満足していたものの、もっと細く書けるものはないか…と気になり始め、そんな折、沼の先輩方から教えていただいたのが「キャップレスのEFは細い!」という情報。(その当時はまだプラチナのUEFはなかったのです)
もちろんすぐに飛びつきました。私のキャップレスデビューはキャップレスマットブラックEFでした。
インクを飲ませてくるくるくる…と試筆。
細い…!!カリカリに細い…!!!これぞ私が追い求めていたもの…!と狂喜したものの…なんかこう……持ちにくいというか…しっくりこない……。クリップが…クリップが………ジャマ(笑)
ああでもない、こうでもないと持ち替えてみて、気づいたことがありました。
小さい頃に習ういわゆる正しい持ち方でクリップを中心に持つと、あら不思議!しっくりきたんです。実は子どもの頃から鉛筆の持ち方に癖があったのですが、今まではあまり気にしていなかったのです。せっかくだからこれを機にいわゆる一般的な持ち方にチャレンジしてみよう!と思い立ちました。
しばらく使っているうちに(その後プラチナのCentury#3776UEFの発売まで私のキャップレスヘビーユースは続きます)他のペンでも正しい持ち方ができるようになりまして。
まさかこんな副産物があったとは!パイロットさん、ありがとう!!!
そんなこんなですっかりキャップレスの虜になった私は、元々の収集癖が爆発して、キャップレスハンターになります。そこでまた沼の先輩からのアドバイスをいただくことに…
キャップレス、外軸の着せ替え、OK!
デシモも互換性有り!
普通の万年筆って、軸とニブが一体化していますよね。キャップレスは軸と中身(ペン)が分かれていて、その中身はキャップレスもデシモ(少しスリムなキャップレス。下の写真参照。上がキャップレスで下がキャップレスデシモ。)も一緒なので、中身が入れ替えられるのです…!!!
キャップレス、毎年様々な限定軸が発売されますが、好みの字幅がない〜!なんてことはありませんか?私はEF大好き人間なので、そういうことがよくあるわけなんですが…そんな時は着せ替え発動…!!!全ての軸にインクが入っているわけではないので、その時使いたい軸にEFのペンをセットできるわけです。(メーカーさんがお勧めしている方法ではないのであくまで自己判断での使用にはなりますが…)
字幅もEF、F、MF、M、B、STUB(SUTBは海外のみの展開)ととっても豊富。
私の今の一番のお気に入りは、着せ替えにより全てEFになったキャップレス螺鈿シリーズです。
最高にクール。主に仕事に使用していて、ブラック、ブルーブラック、ブルーのインクを使用しています。
カラフルな軸にはその時々の気分で軸色に合わせたインクをコーディネートしています。こうやってグラデーションのように並んでいるのを見ているだけでもとっても幸せな気分になります。
ちなみに使用しているペンケースはKacoのペンケース。
こちらの紹介もまたいつか。
見てよし、書いてよし、持ち方矯正によしのキャップレス。
気になる方はぜひ一度お試しください。
<この記事に登場する文具>
・PILOT(パイロット)万年筆 キャップレス
この記事を書いた人
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子どもの頃から、大の文具&筆記好き。
とにかく何でもいいから文字を書いていたい。毎日1分でも時間が空けば机にかじりついて文字を書かずにはいられない、カクカクHOLIC患者です。
Instagram:@addicted_plannerstickers
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