用紙：Pent・桜ism
万年筆：Pent シンフォニー・アダージオ 麗らかな心の風景
今回は先日発売されたボトルインク新商品、
「シンフォニー麗らかな心の風景～Spring～」を中心に
朝比奈斎がお色見本を作ります。
どうぞよしなに。
「麗らかな心の風景」
花の咲き始めから散り際まで、はかなくも美しい花のいのち。
用紙：SAKAEテクニカルペーパー・イロフル
万年筆：Pent シンフォニー・アダージオ 麗らかな心の風景
やわらかな花の色を思わせるような、
ほんのりと青みも感じられる透明感。
花の生命力を濃く、花の儚さを淡く彩るすてきな色。
用紙：SAKAEテクニカルペーパー・イロフル
万年筆：Pent シンフォニー・アダージオ 麗らかな心の風景
補助画材：ステッドラー水彩色鉛筆・カラト アクウェル24色（缶入）
春先をしらせる花々を、「麗らかな心の風景」インクと万年筆で。
やさしい春色の到来です。
水彩紙：カランダッシュ・エーデルワイス水彩紙ブックSMアルビレオ
使用インク・Pent・シンフォニー麗らかな心の風景・コトバノイロ蒼穹
補助画材：ステッドラー水彩色鉛筆・カラト アクウェル24色（缶入）
そして春爛漫。各地で桜開花のリレーが続いています。
日本列島の地形のおかげで、
離れた場所の春の便りを簡単に堪能できる便利な時代。
江戸時代、しばしば起こる大雨による川の氾濫の困りごとから
土手を踏み固め、増水に耐える土壌づくりのために
川岸に桜を植えはじめたおかげで、
護岸の桜花は、長い年月を経たいまも人々を魅了し続けています。
満開の桜は、いずれ花筏、花絨毯に。
桜色から菜の花色へと、春の色はうつろいながら。
用紙：山本紙業・COSMONOTE・コスモエアライト
つけペン：ブラウゼ・オーナメンタルニブ
ゼブラ・チタンGペンPRO
併用書道液：呉竹・書芸呉竹
桜散るころの花筏・花絨毯のイメージを文字で。
山頭火の目と現代のわたしたちの目がかさなる瞬間。
用紙：SAKAEテクニカルペーパー・イロフル
Gペン：立川ピン製作所・タチカワGペン
軸：大西製作所・コルト・しだれ桜
花のうつろい、時のうつろい
春の色は次の季節へと渡っていきます。
花を愛でるしあわせな気持ちは色から色へ。人から人へ。
「3月の風と4月の雨が5月の花を運んでくる」
14世紀イングランドの詩人ジェフリー・チョーサーの
「カンタベリー物語」より。
色を重ねて一つの絵を、
言葉を重ねて一つの手紙を、
人のちからと時間を重ねて一つの製品を、
それぞれの文具を重ねて「書く」という世界を。
ものをうみだす、心をかよわせることも重奏のよう。
Symphony in stationery
花の色を愛でるこの想いが届く先に、
素敵な「書く」「描く」時間が
たくさん生まれていくことでしょう。
色にいざなわれて開ける扉の向こうにひろがる、
「麗らかな心の風景」の世界。
インクの楽しみの入り口となれば幸いです。
しあわせ色の花々、
かさなる花びらひとつひとつにも生の儚さがあることにふれながら、
うつりゆく季節を色で心留めしたい朝比奈斎でした。
ではまた。
＜今回のメインインク＞
・Pent〈ペント〉数量限定 ボトルインク シンフォニー 麗らかな心の風景 ～Spring～
朝比奈さんからのお知らせ
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◆目下鋭意準備中！
朝比奈斎の玉石参房
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この記事を書いた人
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憧れの高級文具から教室に忘れ去られた名もなき消しゴムに至るまですべての文具を偏愛する者。
文字は下書き無し・肉付け塗り無しの一発書き。
文具・画材・多肉愛好家として雑貨店「SHOP５１１」にて多肉植物の育成販売と文具雑貨諸事の販売に携わる。好きな言葉は「玉石混淆」
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