
今回は2026年3月新発売のPent「旅彩™―tabi-irodori―」インク4色から、
「上高地」のお色見本を作ります。どうぞよしなに。


内部にウニのような針状のインクルージョン(内包物)
を持つデュモルティエライトを、
毎度おなじみ線画をこすって剥がすケセラや
Gペン・ガラスペンで描き(書き)ました。
上高地の澄んだ川やすがすがしい空気感・空をイメージした、
明るく透き通った水色から深みを帯びた濃い青色。
とてもきれいな発色の旅彩™「上高地」インクです。
梅雨時から夏にかけて気温も湿度もあがり
身体もまいりやすくなる頃ですが、
透き通った色を身近におき目からの涼もお楽しみいただけると幸いです。



一面塗りの醍醐味。

水色の妖精が紫陽花に青い魔法をかけている様子。
妖精の儚い淡さや花の塊の濃さを。
Gペン線画と紫陽花柄のスタンプを使い、濃淡塗りもあわせて。

妖精画のスタンプに使用したのはミドリの回転印。
この種類のほかにも様々なイラストや文字の回転印があり
選ぶのがたのしいです。
インクは黒一色ですが、これを使用後、ティッシュに複数捺して
インクを除去しているとき、
案外綺麗にティッシュにも捺せた柄を見ていると…


インクをたらしたり、マットホップで色をたしたり。
スタンプが消えかかっていても大丈夫。



ティッシュは2枚1組なのでスタンプした上側1枚だけをそっとはがし、
昔流行ったインス(OPPテープでつくる自作シール)に仕立てます。
印面のまわりを慎重にちぎると和紙のような効果に。
オーブンシートに5㎝幅のOPPテープを1枚貼り、
その上にスタンプ着色した薄いティッシュをのせ、
(静電気で動きやすくなるので糊で仮止めする)
そのうえにまたOPPテープを貼ると、自作シールの出来上がり!
スタンプが薄い部分はシールに仕立てたあとに
上から油性ペンや水性顔料ペンで足りない部分を書きこみます。
タチカワのミリペンは細く濃く書けるのでとても使い勝手が良いですよ。



旅彩™インクやいろいろな文具を使って作った紙シールを、
今いちばんお気に入りのノート(丈夫で裏抜けなし)の裏表紙に。
来月はもう7月。夏休みの気配を感じながら
インクをつかったいろいろな工作のアイデアを
今年もお伝えしたく存じます。
※※※※※

L’endroit que j’ai visité était la ville natale de quelqu’un.
―訪れた場所は誰かのふるさとでしたー
色にいざなわれて開ける扉の向こうにひろがる、
濃く淡く美しい万年筆インクやさまざまな筆記具、紙、色の世界。
文具の楽しみの入り口となれば幸いです。
「ああ空はこんなに青いのに、風はこんなにあたたかいのに、太陽はとっても明るいのに、どうしてこんなに」を上の句として惰眠をむさぼる朝比奈斎(結句「眠いの?睡眠×4、睡眠不足」寝ても寝ても眠い・第三次成長期)でした。「キテレツ大百科」LOVE。ではまた。
掲載記事使用文具
- Pent〈ペント〉by 朝比奈斎 ボトルインク 旅彩 Tabi-Irodori シリーズ信州 上高地
- セーラー万年筆・ケセラ
- 立川ピン製作所・日光Gペン特上品
- Kemmy’s Labo:ガラスペン・ペタル・ふと軸(M)
- MIDORI:スタンプ回転印
- 立川ピン製作所:タチカワミリペン・ファインポイントシステム
- LIFE:A5サイズ・シンフォニーノート・無地
- グラスアートN+・宇宙玉・ガラスペーパーウェイト
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この記事を書いた人

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憧れの高級文具から教室に忘れ去られた名もなき消しゴムに至るまですべての文具を偏愛する者。
文字は下書き無し・肉付け塗り無しの一発書き。
文具・画材・多肉愛好家として雑貨店「SHOP511」にて多肉植物の育成販売と文具雑貨諸事の販売に携わる。好きな言葉は「玉石混淆」
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