はじめに
今年も東京ペンショーがやってきた!
「かく(書く・描く)」をテーマとし、筆記具・インク・紙に関するモノやコトが集合大規模な文具イベント「東京インターナショナルペンショー(TIPS)」が今年も東京の浜松町で開催されました。
7回目となる今回、昨年よりも多くの来場者と、海外からの出店も多く大盛況でした。
ペンハウスの今回の配置場所は、まさに海外のショップが多く並んでいるところで、買いに来てくださるのも海外の方が非常に多かったです。
せっかく海外の出店者の方と近くなったのだから、お話とかできればよかったのですが…
悲しいことに挨拶くらいしかできない!
英語勉強しないとなぁと思うことが多々あり、ちょっとばかり情けない気持ちになりました。
会場の様子など
ネガティブな出だしとなってしまいましたが、日本語を話してくださる海外の方も多数いらっしゃったので、決して悪いことばかりではありませんでした!
やはりインクをお求めの方が多く、海外の方に人気だったのが「黒蜥蜴」で少し驚いておりました。
2024年は江戸川乱歩生誕130周年の年ですし、海外でも人気があるとのことで、何か関係あるのでしょうか。
インクと言えば、紫系の色が今年は人気でした。
「舞姫」「源氏物語」「藤富咲」「紫紺の時空」…
早々に売り切れていきました。
「黒蜥蜴」も一見黒のように見えますが、紫が入っていますね。
そして来場されていたお客様の層ですが、昨年に引き続き、学生さんやお若い方が多かった印象を受けました。
その多くは木軸筆記具を目当てにいらっしゃっているようでしたが、ペンハウスのブースにもたくさんお立ち寄りいただきました。
みなさん珍しい高級筆記具に興味津々で、色々知っていらっしゃるので驚きました。
さて、ペンハウスでの様子ですが、昨年好評だった紙文具の福袋を今年も販売し、見事完売!
新たな試みとして「万年筆スターターセット」も販売いたしました。
万年筆の カクノ or シュナイダーと、新商品のパピルスメモパッド、彩時記のボトルインク18ml、ペンテクターが入ったお得なセットです。
こちらも大変ご好評でした。
購入したもの
お待たせいたしました。
恒例のスタッフたけのこが会場で購入した商品の紹介です。
昨年よりも4階と5階とでお店がかなり点在していたので、あまりウロウロできませんでしたが、休憩時間などを利用して買いに走り回っていました!
nandaka様「Grid#2」
昨年もお買い物をさせていただき、覚えていてくださったのでとても嬉しかったです。
新作の便箋を購入しました。
おしゃれすぎて戸惑いますが、字だけでもよし、イラスト描いてもよしです。
他にも気になる便箋やカードがありましたが、今回はおさえました。
またどこかでお会いできること願っております…!
シヤチハタ様「Ukidel(ウキデル)」
ペンショーで先行販売の新商品「ウキデル」。
ハンコって普通は色のついたスタンプパッドを使って押して楽しむと思うのですが、ウキデルは特殊な白色のスタンプパッドを使います!
それじゃあ何も見えないのでは…?
となりますが、押した後に、水性の万年筆インクやペンを使って塗ると…ハンコの模様が浮かび上がってきます!
万年筆インクの色見本やポストカードのデコレーションなど、アイデア次第で色々な楽しみ方ができます。
自分が持っているお気に入りのゴム印を使うことができるのが良いですよね。
山本紙業様「ひつじ雲便箋 A5」
いつもお世話になっている山本紙業さんが今回お隣でした。
色々と助けていただき、ありがとうございました。
個人的に山本紙業さんの商品はちょくちょく購入させていただいているのですが、今回気になったのは「ひつじ雲便箋」。
名前に惹かれました。
ペンハウスでいつも販売させていただいている、A4カット用紙シリーズのA5バージョンです。
山本紙業のスタッフさん曰く、シャーペンや鉛筆で使うと良い!!と熱弁いただきましたので、シャーペン、万年筆を使って試してみました。
手触りはサラサラしており、シャーペンでの筆記感もほどよかったです。
引っ掛かるということもありませんし、滑ることもありません。ちょうど良いです。
万年筆は、たまたま太めのペン先のものが手元にあったのでそちらで書いてみましたが、裏抜けはありませんでした。
山本紙業のスタッフさんは勉強用に使っていると仰っておられました。
良い紙を使うと勉強も捗りそうですね。
スタッフさんとこうしてじっくり話すのは初めてだったので、色々お話しできて楽しかったです。
ありがとうございました!
ペーパーツリー様「MARVY UCHIDA × SHOKO HARADA 夏の風インク」
逸品の小部屋で「ホソジスキーのひとり言」を連載していただいている、ゆきさんのInstagramを見ていたら目に飛び込んできたのがこちらのインクです。
なんだこのおしゃれすぎるパッケージは…!
と、どうしても気になりすぎて購入しました。
日本古来の風の名前が付いたインクシリーズとなっており、春夏秋冬の4種より選べるようになっています。
私が今回購入したのは「夏の風インク」です。
夏に吹く風にまつわるインクが3色入っており、10mlという使いきりやすいサイズなのが嬉しいです。
色見本はこんな感じ。↓
こちらのインクは、ペンショーで先行販売となっており、後日ペーパーツリーさんで販売スタートとなりますので、気になる方はチェックしてみてください!
ペンハウスの別のスタッフに見せびらかしていると、たまたまこのインクを作られた原田祥子さんが通りかかり、声を掛けてくださいました。
原田さん、ありがとうございました!
Luddite様「THE POST サステナブルレザー プレナーペンケース」
今年もラダイトさんのブースにお邪魔しました。
私が行ったときは大丈夫でしたが、たくさんの人がラダイトさんの商品を求めて並ばれていたそうです。
凄まじい人気ですね…!
学生さんがみなラダイトさんのロゴが入ったショッパーを持っていらっしゃったので、自分も買いに行きたくなりました。
今回購入したのは、先日ペンハウスでも販売スタートした、リサイクルレザーを使った「THE POST」シリーズのプレナーペンケースです。
色は「ティール」です。
立川ピン製作所様「ペン先書き比べセット・ピュアメタル シャイン」
以前展示会で「ピュアメタル」シリーズの「シャイン」(写真右端)をおすすめいただき、気になっていたのでペンショーで買うんだと意気込んでいきました。
そしたら…
とんでもないものが目に入ってきたではありませんか。
タチカワ、日光のペン先書き比べセット???
ペン軸2本も付いてるし、インクも付いているだと…!?
スタッフの方曰く、こういったイベント限定で販売されているもので、破格の価格になっています…と。
買うしかない。
イベントだとこういった掘り出し物に出会えるのがいいですよね。
ちなみに「ピュアメタル シャイン」の筆記見本を掲載しようとしましたが、写真を撮るのが難しすぎたので諦めました。
気になる方はタチカワさんのホームページをご覧ください。
動画もあります。
ぷんぷく堂様「ミニッパチ・スキマメモ」
夕方5時から開いている文具店「ぷんぷく堂」さん。
前々からぷんぷく堂さんのミニのバインダーメモが欲しくて欲しくて、ついに手にすることができました。
他にも気になるものがたくさんありましたが、お土産用に「スキマメモ」を購入し、今回は終わりにしました。
ショッパーも可愛らしい…!
sutta様「MEMENTO_ 懐中時計 A5」
ペンハウスでもお取り扱いさせていただいているsuttaさん。
初めてお会いできたことに、なんだか感動しました。
会場内を歩くみなさんがsuttaさんの可愛いペンギンのバッグを持っていらっしゃるのを見て、それに釣られて買いに行きました。
バッグは商品の購入特典でした。
ペンハウスで販売しているノートはハードカバータイプなのですが、リニューアル中とのことで、ソフトカバーに変わっていました。
本文用紙も変わったそうなので、早速購入。
使うのが楽しみです。
suttaさんはワークショップもたくさん開催されていらっしゃるので、気になる方はホームページをのぞいてみてください。
机に並ぶ革のペンカバーが目に入り、思わず足を止めてしまいました。
私は三菱鉛筆の「ユニボールワンP」という短くて太め軸のボールペンを愛用しておりまして、そのボールペンがすっぽりおさまったペンカバーに目を奪われました。
しかし実際に購入したのは全然違うものなのですが。
写真左が「LUCE RING ドレス」というメモ帳になります。
表紙に丸い穴があいている部分に友禅柄の厚保紙がランダムで一枚入っています。
この部分はポケットになっており、推しの写真など入れたりと、自由にカスタマイズすることができます。
ペンが差しやすい仕様になっているのもgood!
そして写真右の「LUCE 巻 Fit」。こちらがすごいんです!
どのように使うのかというと…
ぐるぐるとペンに革を巻きつけます!
中にワイヤーが入っているので、巻くタイプのペンホルダーとなっています。
巻くことの利点として、どんな軸径のペンにも対応しているということ!
細いものから太いものまで、お好きなペンを巻くことができます。
穴があいている部分はネックストラップに付けられるようになっています。
まさにイベントのときなど、ペンをすぐに取り出せる位置に持っておきたいというときに「巻Fit」があると非常に便利です。
ポケットが必ずあるとは限らないので、そういったときに「巻Fit」の出番!
眼鏡のつるに巻き付けて、眼鏡、サングラスホルダーとしてもお使いいただけます。
Fairy Tail Flowers様「ペンカフ」
事前にチェックしていなかったので、フラフラと歩いていたらなんと。
ずっと欲しいと思っていたお花のペンカフが…!
まさか出会えるとは思っていなかったので、即買い。
どのお花にするか悩みましたが、南天にしました。
買ってきてすぐに装着!
ええじゃないか、ええじゃないか。
いやでもちょっと待てよ。
せっかくなら立てて飾りたい。
そういえば…
ペンハウスにはとっておきのペン立てがあるじゃないかー!!!
こういうときのためのペン立てですよ!
良い!!
大満足です。
ペンカフを作られているサキサカトウコさんとは、LUCE RINGさんの巻Fitのことで大いに盛り上がりました。
サキサカさんのペンカフを付けて、巻Fitを付けるのもありですよ!
サキサカさん、ありがとうございました!
Galen Leather Co.様「1本差しペンシース」
ペンハウスの斜め後ろで出店されていた、トルコに拠点を置き、革製品などを取り扱っている文房具の会社さんです。
このペンシースの他にも、素敵な革製のペンケースがたくさんありました。
ペンハウスのことをご存知でビックリ。
お菓子を分けてくださったり、ありがとうございました。
お土産でいただいたもの
ダイアミン Blue Black 限定ボトルインク English Milk Tea
ペンハウスの商品を取り扱ってくださっている韓国のショップ「Blue Black」さんから素敵なお土産をいただきました!
ダイアミン製のBlue Blackさん限定オリジナルインク、「English Milk Tea」です。
見ているとミルクティーを飲みたくなる、ふんわりとした優しい茶色です。
ありがとうございます!!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
毎年出店していても、その時によって売れるものが異なったり、流行などもあるので行く度に新鮮な気持ちになり、来年はこうしよう!と、新たなインスピレーションも生まれます。
イベント出店は準備や後片付けが何より大変ですし、ペンハウスは大阪からの遠征となりますので体力的にもキツイ…!と思うこともしばしばですが、お客様や出店者のみなさま、イベントボランティアのみなさまと触れ合うことのできる貴重な機会ですので、病みつきになりますね。
ペンハウスへお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
「〇〇愛用しています」や「またネットで買います」と言っていただけるのがいつも励みになります。
ペンハウスはネットのみの販売となりますので、こういった場でないと実物の商品に触れる機会がなかなかありません。
またこういったイベントがある際は、実物を見るだけでもお越しいただけると嬉しいです。
そして最後になりましたが、運営のみなさま、ボランティアスタッフのみなさま、出店者のみなさまにお礼申し上げます。
また来年も東京インターナショナルペンショーという場でお会いできることを楽しみにしております。
以上、「東京インターナショナルペンショー2024」のレポートでした!
ありがとうございました!
この記事を書いた人
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文房具を愛してやまないペンハウスのスタッフ。
学生時代にPILOT製品に魅了されて以来、文房具遍歴がスタート。
社内のデスク周りは置ききれないほどに文房具であふれ、私物のインクコーナーまで存在しているほど。
席替えをしたときは、山が動いたといじられる。
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