2021年が明けて早や1ヶ月が過ぎました。
すでに多くの人が新しい手帳と時間を共にしてきたと思いますが、購入した時の情熱がそろそろ冷め始めるのがこの時期です。
また、新型コロナウィルスの感染拡大という、いままでに体験したことがないライフスタイルの変化で、これまでずっと使ってきた手帳が自分自身に合わなくなっていると感じる人もいるのでは?
そこで、今回は専用のダイアリーではなく、市販されているごくごく普通のノートブックを使って1年の記録をつけてみる、そんな時の選び方についてお話しをしてみましょう。
もう1点、今回は「手帳の書き方」ではなく「選び方」にウエイト置いています、近年では「バレットジャーナル」といった、普通の手帳で自分管理を行う使い方が人気です、そういった書籍も参考にしてもらえれば幸いです。
いつどこで使うのか?
手帳と向き合う気持ちがあればいつだって何処だって「手帳時間」を作る事ができますが、忙しい毎日を送る人にとって、隙間時間が生まれる時に手帳やノートがすぐに取り出す事ができる環境があるというのが理想です。
行動タイプ別で考える手帳のサイズ
外出がほとんどない、自宅で仕事をするタイプの人、また1日のほとんどを自宅で過ごす人は、手帳を持ち運ぶ必要が無いのでA5サイズ以上の大きな手帳でも、問題はありません。自分が1番書くコトに集中できる場所の近くにおいておくことで、手帳と向き合う環境を整えることができます。
また、たっぷり書きたい人には1日1ページ、少ない人には3行日記としても、汎用性と自由度も高いのがA5サイズノートブック。
とにかく移動が多いという営業マンタイプの人や家庭ではなかなか落ち着いて手帳と向き合えない人には、手軽に手帳を取り出して筆記ができる、「小さなノートブック」が便利です。
このユビキタススタイルのメリットは、さっと手帳を取り出して筆記やチェックができる速記性と携帯性に優れていて、あとから「あの時なにをしていたかな?」と記憶をたぐり寄せる手間がかかりません。
アイデアやひらめきといった瞬間の思考を記録に留めるにはこのサイズの手帳が持つ大きなアドバンテージです。
ビジネスとプライベートを併用する人にはシステム手帳という選択もあります。
スマートフォンの普及で、スケジュール管理のためのダイアリーや住所録といったページがシステム手帳か解放されたことで、プライベートなログを記録するために数ページ差し込む余裕が生まれているはずです。
システム手帳の場合、A5サイズからバイブルサイズ、ミニ6、マイクロ5(M5)など、大きさで選べる他に、中に綴じるリフィルの枚数を左右するリング径で選択することも可能です。
ミニ6やマイクロ5は「小さなノートブック」と同様のユビキタススタイルとして使えて、A5サイズはたっぷりの筆記ができます。綴じ手帳との大きな違いは、ページの差し替えや、あとからカテゴリー別で整理できる点がシステム手帳ならではのメリットといえます。
ライフスタイルと手帳の付き合い方
長く手帳と付き合って行くためには、自分自身のライフスタイルとかみ合う物ではなければ上手くいきません。
仕事で部署が異動したり、転職してワークスタイルが変化したとき、また家族が増えたときなど、昨年まで使っていた手帳が合わなくなるケースもあります。
「手帳を使いこなす」ということは、自分自身のライフスタイルにあった手帳を選ぶことなのかもしれません。
今回、この手帳が便利ですよ!というお話しではありませんが、今使用している手帳が「なんかしっくりしないだよね」という人は、自身の生活環境を見直してみて、手帳と向き合える場所はどこだろう、という視点で考えてみてはいかがでしょう?
<おすすめの手帳・ノートブック>
▼A5サイズのノートブック
・神戸派計画 A5サイズ GRAPHILO (グラフィーロ) 01-00126 ノート 8mm横罫
・神戸派計画 A5サイズ recto (レクト) 01-00111 ノート no.5 5mm方眼
▼持ち運びが苦にならない小さなノートブック
・モレスキン ルールドノートブック ポケットサイズ ソフトカバー
・ダイアログノート
▼スリムに使えるシステム手帳バイブルサイズ
・ダ・ヴィンチ システム手帳 ダヴィンチグランデ アースレザー バイブルサイズ リング11mm
この記事を書いた人
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文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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