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文具好きの小部屋

東京インターナショナルペンショーの歩き方・前編

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多くの万年筆・文房具ファンが集う「東京インターナショナルペンショー」が2022年10月28日から30日の3日間、東京は浜松町にある東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。

事前発売のチケットは開催日を前に全日とも完売という人気ぶりは今年もかわらず、冬の訪れを感じはじめた東京で熱い3日間になりました。

今年は100を超える出展者が集まり、普通に見て廻るだけでも1日では足りないほど。

そんな東京インターナショナルペンショーを効率良く愉しむためにはどうしたらいいのか?

今回はそんな視点から捉えた「東京インターナショナルペンショーの歩き方」レポートをお届けします。

東京インターナショナルペンショーの歩き方

 文房具ファンと一口にいっても、鉄道ファンに「乗り鉄」や「撮り鉄」があるように、万年筆ファンやインクファン、近年ではガラスペンや木軸筆記具といった、文房具の中にも細分化が進んでいます。

自身がどのカテゴリーに関心があるのか、そんな視点から当たりをつけておくことが、当日会場で迷わないポイントになります。

東京インターナショナルペンショーの公式サイトでは、カテゴリーから出展者を検索できるようになっていて「Pens」「Paper Products」「Inks」「other」4つのジャンルからお目当てのブースを見つけることができます。

カテゴリー別でみる東京インターナショナルペンショーの歩き方

Pens

万年筆 セーラー万年筆

セーラー

 創業111年をかぞえる文具界の老舗メーカー、広島県呉市に新しい社屋が完成したばかりのセーラー万年筆のブースでは、文具女子博で人気を集めた「四季織インク(カートリッジ)すくい」が1回500円で体験できます。

これまでに50本近くをすくい上げた猛者もいるそうです?我こそは!という方はぜひチャレンジでしてみてください。

ぜんぜんダメな場合でも20本はもらえるので、損はありません。

ガラスペンaun

岡山県倉敷市に工房を構えるaun(あうん)は人気のガラスペンブランドです。

今回はこのイベントのために、限られた製作時間のあいだを縫って新作が数量限定で並びました。

美しいデザインはもちろん、双眼顕微鏡で仕上げたペン先の書き心地はaunならではの特徴です。

工房楔(せつ)

いま、中高生を中心に熱いムーブメントとなっているのが木軸筆記具、その核となっている工房楔は、整理券が必要な人気のブランドです。

今回のイベントにあわせて約1600本もの数を用意したのは、常にお客様には見て比べて選んでもらいたいという、創業以来変わらない工房楔の姿勢であり、ファンを魅了する魅力のひとつになっています。

有限会社シオン

 3年前の東京インターナショナルペンショーに出展して以来、各地で開催される文具のイベントで話題を集めている、金属製のペン先を採用したつけペン「DRILLOG(ドリログ)」は岐阜県で精密機器を製造する、文房具の専門メーカーではない会社のプロダクトです。

1回のインクをつけるだけでハガキ1枚は十分書ける実用性に加えて、均一な線で書ける筆記具として万年筆にはない魅力があります。

本体軸のデザインやカラーバリエーションも豊富になり、交換できるペン先の字幅ユニットのバリエーションも増えて、万年筆ファンからは次の1本に欲しいといった声が聞こえてくるDRILLOGです。

Paper Products

山本紙業 

 紙に対するこだわりと愛情にあふれたプロダクトを生み出す山本紙業株式会社は、日本国内にとどまらず広く海外でも人気を集める「紙の卸店」です。

ライティングパッド蝋引き(RO-BIKI)ノートなどの人気商品に加えて、たくさんの紙を試筆して選べる紙のバイキング「MEMO BOX」は、まだ出会ったことがない紙との遭遇が楽しめます。

神戸派計画 

 万年筆と紙をフレンドリーな関係にしてくれる神戸派計画

万年筆のために開発されたオリジナル用紙グラフィーロは、万年筆ユーザーの定番紙にかぞえられる人気のプロダクト、今回は新しくスクエアタイプのノートが登場、方眼・横罫・無地の3種がラインナップに加わりました。

himekuri&kamiterior

 文具プランナー福島槇子さんがプロデュースする「1日1日を大切にする」コンセプトのhimekuri(ヒメクリ)カレンダーでお馴染みのhimekuriに、紙をインテリアのように愉しむkamiterior(カミテリア)が新しく加わりました、

毎日のデスクまわりがより楽しくなって、元気を与えてくれる紙製品が並ぶブースです。

まだまだ、魅力的な出展者が尽きない東京インターナショナルペンショーですが、このつづきは次回の後編で、「Inks」「Other」を紹介します。

to be continued

▼後編はこちらから

この記事を書いた人

出雲 義和
出雲 義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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