私達の暮らしのなかで
木は欠かすことの出来ない存在である。
古くより火を起こすための燃料として
住居、家具をはじめ、箸などの生活用品や道具として
身近に使われてきた。
近年、森林伐採、地球温暖化が叫ばれる中
あらためて木を大切にする心が
様々なジャンルで見直されている。
100年以上にわたり木の鉛筆を作り続ける
三菱鉛筆もそんな企業のひとつである。
今回紹介する「ピュアモルトシリーズ」は
ウィスキー熟成後の樽材を再加工し
軸材に使用した同社の人気シリーズ。
木の長い歴史を堪能できる類まれなる逸品だ。
その生い立ちはまずウィスキー樽として始まる。
樹齢100年の厳選されたオークの巨木から
ウィスキーの樽が作られる。
(この時点ですでに100歳である!)
そして50年から70年もの間
ウィスキー作りに活躍し
樽としての熟成力は無くしてしまう。
しかしながら材木としては
強度や美しさを兼ね備えた最高級の素材として
まだまだ立派なものである。
その樽を分解し、曲がった板を
まっすぐな状態に戻したうえで
再加工したものが「ピュアモルトシリーズ」の
木軸筆記具として生まれ変わる。
中でも特に注目したいのが
この印鑑付きボールペンである。
よくある一般的なネームペンとは異なり
一見、印鑑付きには見えないのが特徴だ。
深みのあるオフブラック仕上げが
高級ボールペンとしての気品と重厚感を醸し出す。
そして手に触れると
しっくりと馴染む木肌のやさしい質感が
悠久の木の歴史を感じさせてくれる。
森で生まれて百年、ウィスキーを育んで五十年。
そして、木を大切にする人々の心が生み出した
新たな素材としての生命が
今、私達の手元で新しい歴史を刻み始める。
<商品詳細はこちら>
三菱鉛筆 ネームペン ピュアモルト オークウッドプレミアムエディション 印鑑付ボールペン SH-3505