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文具好きの小部屋

7ルールで脱三日坊主の日記帳

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7ルールで脱三日坊主の日記帳

古くからの友人が我が家へ遊びに来て。
「そういえばさぁ、正月に北海道の網走駅でバッタリ会ったのって何年だっけ?」

そう聞かれて、過去のダイアリーを引っ張り出してみると1997年の出来事だった。
当時の記録にはただ「旭川ー網走ー斜里」とだけ記されていただけ。

「そういえばあの時、札幌の友達も一緒だったよね」
「網走の檸檬亭でランチを摂ったあと駅に行ったらそこにいたんだよね」
「ボクは別の店で食べていたから」

たった1行の記録で、当時の記憶がこんな風に呼び覚まされる。
この時もう少し記録が多ければもっと細部に至るまでの記憶が蘇ったと思う。

7ルールで脱三日坊主の日記帳

毎年秋と春にはたくさんの日記や手帳が書店や文房具店の店頭に並び、今年も意を決して購入してはみたけれど、途中で投げ出した人もいるのでは?

ボクも雑誌や書籍の執筆のために毎年数冊のダイアリーを購入したりしますが、どのダイアリーもよく考えて作り込んでいるのでホントに「よく出来ているな」と感心しています。

色々と使ってみて、有るとき気付いたことがありました、あるポイントをおさえるだけで大概のダイアリーは使えてしまうという事に。

三日坊主で終わってしまう人の多くはスタートの時点でこのポイントを見失い「お前はすでに失敗している」状態な訳です。

話題性やカッコのいい手帳を見つけて、「あれも書こう」「これも書こう」と購入したときは色々と考えて見るけれど、それは自分が書きたいことではなくて、手帳にココにはこれを書きなさいと強要されていることに気がついていないだけです。

大切なポイントはただひとつ”自分が書きたいコトを決める”
これだけで毎日ダイアリーと向き合うことができるはずです。

そこで自分だけのルールを7項目選んで、7のルールとしてみましょう。

7ルールで脱三日坊主の日記帳

ルールといっても毎日5Km走るとか、営業成績を2倍するとかではなくて、ごく日常的な事を7つを書き出すのは決して難しく考える必要はありません。

7ルールで脱三日坊主の日記帳

今回使ってみるのはPentのノート「パピルス」
「パピルス」にはダイアリーのような日付は印刷されていません。
なので、いつからはじめてOKですし、どの行(横罫線の場合)に決められたなにかを書かなくてはならないルールは存在しません。(そのルールは自身が決めます)

くわえて、ボリューム感満載なパピルスは1冊に500項、1日1ページなら500日、1ページには15行あるので7ルールだけ書き込んでも2日分を書き込めます。すると1ページで2日なら1000日≒3年弱使えるのでコストパフォーマンスにも優れています。

7ルールで脱三日坊主の日記帳

自分で決める7つのルールとして候補にいれた項目も、実は究極のノート術として世界的に有名なベストセラー「7つの習慣」に通じる点を上げています。

⑤自分のこと、⑥家族のことは、「7つの習慣」の中にある自分の役割という考え方によるものです。

「自分」を取り巻く環境は職場や家庭など、会社員としてまたは父親(母親)としての顔(役割)があり、それをどうやって果たすか果たしたか、そういった内容です。(もっと複雑ですが)

ここで大切な事は、普段とは異なる視点で事象を見る事で見えてくるものがあり、自然と書ける内容も広がっていくはずです。

Pentパピルス

7ルールで脱三日坊主の日記帳

Pentからパピルス専用の革製カバーが発売されています、このペンホルダー付きのカバーがあるとお気に入りの万年筆と一緒に外へ持ち出してカフェでも書きたくなる衝動に駆られます。

7ルールで脱三日坊主の日記帳

えっ!パピルスは分厚くて重くないか?ですって。
大丈夫、文庫本よりも薄いですよ、京極夏彦先生の…

こんなオチでごめんなさい。

<この記事に登場するステーショナリー>
Pent×大和出版印刷 パピルス ノートブック(罫線)
Pent×ケイシイズ パピルス ヌメ革ノートブックカバー

この記事を書いた人

出雲義和
出雲義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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