古代文明や神話を彷彿させるシヴィライゼーションと名付けられた万年筆が2019年に台湾から日本にやってきました。
近年、Y STADIOをはじめTWSBIなど台湾の筆記具ブランドは、大手老舗のブランドにはない斬新でユニークな機能を備え、価格面でもリーズナブルそれでいて高級感が伴う万年筆は日本の文具ファンの間でも話題を集めています。
まさに現代における筆記具界の黒船といった感じです。
IWI(International Writing Instrument)は、1985年創業と国産万年筆メーカー3社が100年を超える事からするとまだ新しいメーカーといえるかもしれませんが、今日に至るまで欧米の有名ブランドのOEMメーカーとして培った技術は本物、その実績がシヴィライゼーションをはじめとするIWIの万年筆に活かされています。
![古代文明や神話の浪漫を感じさせる台湾からの新しい風IWIの万年筆シヴィライゼーション](https://ippin.pen-house.net/images/2020/01/iwi-civilization02.jpg)
シヴィライゼーション3つのラインナップ
古代ギリシャの哲学者プラトンが書き記した「ティマイオス」「クリティアス」の中に登場する伝説上の大陸アトランティス、繁栄を築いた帝国は一夜にして海に沈んだとされるエピソードは多くのSFやファンタジーの元になり、いまも多くの人を魅了します。
また、日本から遠く離れたポリネシア・チリ領にあるパクスア島には高さ約3.5m重さ20t、もっとも大きなものでは高さ20m重さ90tにも達する人面を模した石像約900体が並ぶ、神秘に満ちあふれた伝説の島は、日本ではイースター島のモアイ像として知られています。
IWIのシヴィライゼーションには、神話や伝説にふさわしいネーミングの万年筆「アトランティス」「モアイ」「オリジン」の3種類がラインナップとして並びます。
![古代文明や神話の浪漫を感じさせる台湾からの新しい風IWIの万年筆シヴィライゼーション](https://ippin.pen-house.net/images/2020/01/iwi-civilization03.jpg)
手の馴染む六角形の筐体
シヴィライゼーションに共通するのは、しゅっとした六角形の筐体にドイツBOCK社製のステンレススティールを採用したペン先は、ほどよい堅さの書き心地で子供の頃に親しんだ鉛筆のように手に馴染ます。
これなら万年筆を慣れていないひとでも、筆記を楽しむことができるはずです。
![古代文明や神話の浪漫を感じさせる台湾からの新しい風IWIの万年筆シヴィライゼーション](https://ippin.pen-house.net/images/2020/01/iwi-civilization04.jpg)
豊富な付属品
万年筆と一緒に同梱されているのは、缶ペンケースと布製のペン収納袋、加えてヨーロッパタイプのインクカートリッジが5本に専用コンバーターまでと至れり尽くせり、初めての万年筆にピッタリです。
もちろん、万年筆のヘビーユーザーの方には、ぜひコレクションの1本に加えて欲しい逸品です。
![古代文明や神話の浪漫を感じさせる台湾からの新しい風IWIの万年筆シヴィライゼーション](https://ippin.pen-house.net/images/2020/01/iwi-civilization05.jpg)
パッケージ
書き心地や質感は1万円以下の万年筆と思えない高いクオリティは想像以上のお得感があり、そのままギフトにも使えるパッケージはプレゼントして使える優れものです。
日常使いはもちろん、外出時や旅行の際にも持ち運びしやすいスマートな携帯性も見逃せません。
またIWIの最後「I」Instrumentには、器具・道具など他に楽器の意味する言葉でもあり、文字を奏でるツール=万年筆としては、これ以上ない素敵なメーカーの万年筆といえます。
2020年、IWIから目が離せない1年になりそうです。
<この記事に登場する万年筆>
・IWI 万年筆 シヴィライゼーション
この記事を書いた人
![出雲義和](https://ippin.pen-house.net/wordpress/wp-content/uploads/2023/02/izumosan-300x300-1-150x150.jpg)
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文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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