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ボールペンインクの汚れの落とし方

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ボールペンインクの汚れの落とし方

 くっきり、はっきり、視認性のよい文字が書けて、しかも低コストというボールペンは日常生活からビジネスまで便利この上ない筆記具です。

筆者もサラリーマン時代は、帳票類や日報などボールペンが指から離れているのは、食事とトイレの時くらい、というほどの必需品でした。

あまりにお手軽すぎて、うっかりワイシャツの胸ポケットや袖口をインクで汚してしまった経験がある方は決して筆者だけではないはず?

今回は衣服をボールペンで汚してしまった時についての考察です。

ボールペンインクの汚れを落とす方法

①無水エタノールを使う方法

ボールペンインクの汚れの落とし方

 ボールペンインクで衣類を汚してしまった経験があるのは、やはり筆者だけではないようで、インターネットで検索すると、いろいろな対処方法が出てきますが、その中でよく目にするのが「無水エタノール」をつかった除去法です。

「無水エタノール」は文字どおり、水(H20)を含まない純度が99.5vol%以上のエタノールの事で、洗浄力が強く、また蒸発しやすい特性を備えているので、水洗いができない電子機器などの洗浄に使われます。

ボールペンインクの汚れの落とし方

 使い方はシンプルである意味とても原始的です。まず、汚れた箇所に適度の「無水エタノール」を直接垂らして、上下に当て布を当てて叩きます。

これは「無水エタノール」が分解したインクを、上下に当てた布に汚れを移し取るといったイメージです。

 あまり耳馴染みのない「無水エタノール」ですが、薬局をはじめAmazonなどのオンラインストアでも比較的容易に入手することができるので、試してみる価値はあります。

実際に使って見ると、便利な薬品ですが、揮発性がすこぶる高いために、手に触れるとあっという間に皮膚の水分を奪ってしまい、手を痛めてしまうために、使用に際してはゴム手袋をはめるなどの対策が必要になります、さらに発火しやすい特性もあるため、換気にも注意が必要です。

②家庭用液体洗濯洗剤で洗う方法

 そんな気遣いや、手荒れなどが気になるひとには、どこの家庭にもある「家庭用液体洗濯洗剤」(以下液体洗剤)を使う方法も有効です。

ボールペンインクで汚れた箇所に「液体洗剤」を原液のまま垂らして、繊維によく馴染ませてから、他の洗濯物と一緒に洗濯します。全自動洗濯機なから標準コースのボタンを押すだけです。 

これらの方法は、筆記具メーカーや洗剤メーカーの公式サイトでも紹介されているので、詳しく知りたい方は、そちらも参考してもらうとよいでしょう。

逸品の小部屋的おすすめの方法

 筆記具メーカーや洗剤メーカーが推奨する方法で、汚れが落ちる場合もありますが、インクや洗剤の種類によっては、汚れが繊維に残る場合もあります。

今回いくつかの方法で試してみたところ「無水エタノール」で処理したあと、まだ汚れが残るようなら「液体洗剤」を馴染ませてから洗濯を行うと、それぞれ片方だけの処理をした時よりも、きれいになりました。

どちらの方法でも、ポイントになるのは、汚してしまったら速やかに「無水エタノール」なり「液体洗剤」で処理する事が大切です、時間が経過すると汚れの落ちる可能性が少なくなってしまうことはおぼえておきましょう。

文具贔屓の余談

 こんな事をいうと、今回のテーマからずれてしまいますが、各筆記具メーカーでは、いかに黒く、いかに筆記対象物にインクを定着させるか、つまり「消えない」ようにするための開発を続けています。

それを思うと、簡単にインクが落ちてしまうのは、少し考えものかも知れません。

上記の方法でインク汚れが落ちたなら幸運として、もし汚れが落ちきれなかった時には?

メーカーの開発者の努力が実を結んだ素晴らしいボールペンと出会えたことを喜びましょう。

この記事を書いた人

出雲 義和
出雲 義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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