できるビジネスマン必帯のアイテムだった「システム手帳」は、強固なプロテクターのようなカバーに覆われ、あらゆる資料をオールインワンにして持ち歩くことができる万能ツールのような存在だった。
かつてのシステム手帳
ボクが首都圏で営業職についていた1990年頃は、写真より2倍以上のぶ厚くて重いシステム手帳に鞄の許容のほとんどを占有されながら、営業という名の筋トレのような毎日をおくっていた。
その後、スマートフォンなど携帯デバイスの普及に伴い、21世紀の文房具絶滅危惧種としてその役目を終えるかに見えたシステム手帳が、いま新しい進化を遂げようとしている。
システム手帳の進化は原点回帰
すべての資料を持ち歩いていた時代からの脱却
あらゆる資料を詰め込んで持ち歩いていた時代と違い、いまでは社内のネットワークサーバーやCloudに必要な資料は収められている。
年間の売上げ予算に代表される経営計画などは、パソコンやタブレットPCで管理・共有する事ではるかに便利なった。
さらにシステム手帳で管理してきたスケジュールや住所録といったデータはスマートフォンのアプリで置き換えられて、手帳はそういった資料から解放されて、本来の役割「メモをとる」という機能に立ち返ることができた。
手帳はもっとスマートに
すると手帳には、打合せ等のメモやアイデアを記すなど、自分にとっていま1番必要な資料だけを持ち歩けば事足りるようになり、結果システム手帳はよりスマートな姿に進化する道を選んだ。
よりスリムでスマートなシステム手帳
無駄のないスリムなシステム手帳HIRATAINDER
外の記憶装置に資料や情報を預けることができるようになったシステム手帳を活かすには、もはや鎧のようなカバーは必要なく、シンプルかつスマートなスタイルが望ましい。
最近では、これらの条件を満たしたシステム手帳が文房具店の店頭に並ぶようになった。
そのひとつに、あたぼうから発売されているスライド手帳HIRATAINDERが価格も手ごろでオススメだ。
180度開くフラットな機能
余分な飾りが一切無く、開いた時に180度フラットになるのは、カフェなどの小さなテーブルでも書きやすく、リサイクルレザーを使ったハードなカバーは立ったままでもメモがとることができる。
オールインワンのシステム手帳では難しかった、どこでも素早くメモが取れるという手帳本来の機能を十二分に発揮できる上、女性の小さなバッグでも持ち運びがしやすいと言った点も見逃せない、これこそが今に時代に進化した新しいシステム手帳の姿と言える。
なにやらビジネス向けのお話し?と思われるかもしれないが、プライベートな使い方に例えると、旅行に行く際に必要な資料(情報)を1冊のシステム手帳にまとめると自分だけの旅行ガイドブックにもなる。
おっと、このお話しはいずれまた別の機会に。
<この記事に登場するシステム手帳>
・あたぼうステーショナリー スライド手帳 バイブルサイズバインダー HIRATAINDER
・その他のHIRATAINDER取扱一覧はこちら
この記事を書いた人
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文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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