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システム手帳ユーザーに吉報!カール事務器「リフィルメーカー3.5」

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システム手帳のスタンダードといえば、バイブルサイズ。
しかし近年では、ひとまわり小さな「mini6(ミニロク)」、さらに小さな「M5(エムゴ)」といったモデルも人気を集めています。
ボクは、この2つのサイズのシステム手帳を20年以上、用途や気分に合わせて使い分けています。

M5・ミニ6サイズのシステム手帳ユーザーの悩み

女性ユーザーにも人気があるM5・mini6サイズのシステム手帳ですが、やはり市場の中心はバイブルサイズ。
都市部の大型文具店であれば、システム手帳の専用コーナーもあり、リフィル選びに困ることはありませんが、旅行先や地方都市の文房具店ともなると事情は変わってきます。
新幹線や特急列車が、停車するような駅の近くのお店であっても、バイブルサイズのリフィルは並んでいても、M5やmini6は置いていない、そんな体験をしたことがあって、出発前にはあらかじめ予備を購入しておくことが習慣になりました。
さらに問題なのが、M5やmini6はリフィルの種類もまだまだ少なく、気に入ったリフィルを見つけても対応サイズがないといったケースも珍しくありません。
結果として、お気に入りの用紙を自分でカットしたり、自宅のプリンターでフォームを印刷したり、リフィルを自作したこともあります。
そこでもまた問題が!M5やmini6サイズに対応した「パンチ」(穴あけ器)の存在です。
これまで、専用のパンチがなかったわけではありませんが、既存のモデルの使い勝手があまり良いとは言いがたく、過去にM5専用のパンチを愛用していましたが、1枚ずつしか穴を開けられず、大量生産に向きませんでした。

カール事務器リフィルメーカー3.5


こうした、これまでの不便さを一気に解消してくれたのが、2025年に発売されたカール事務器の「リフィルメーカー3.5RM6535」(以下リフィルメーカー3.5)です。
この1台で、M5とmini6サイズという2種類のシステム手帳に対応。どちらか一方のユーザーにとっても嬉しいと同時に、両方を持っているユーザーなら嬉しさが”さらに倍!”

開発に5年かけた結晶


カール事務器はこれまでも、システム手帳用のリフィルメーカーを展開してきましたが、従来のモデルでは長いガイドゲージが必要だったり、サイズごとにパンチの位置を調整する必要があったりと、手間と場所をとる製品でした。
しかし、カール事務器がこれまでに蓄積した技術力を持ってすれば、必ずやさらに進化した製品を作ってくれると信じていたところに、「リフィルメーカー3.5」は期待以上のスペックを携えてボクらの前に姿を現しました。
まず、外見からではわかりませんが、一度に最高5枚の用紙に穴を空ける事ができる性能を誇り、実際に手を当ててぐっと押し込んだ時にわかりますが、6つの穴(もしくは5つ)に対して、バランス良く力が配分されて、スムーズな穴あけを可能にしています。
この機能の実現のために、5年の歳月を費やしたと聞き、思わず納得した次第です。

M5とmini6の切り替えは手作業で?


M5とmini6にユーザーにとって神のごとき存在の「リフィルメーカー3.5」ですが、すべてにおいて万能というわけではありません。
M5とmini6両方のサイズに対応していますが、切り替えに際しては、本体裏にある固定ネジをドライバーで外し、アタッチメント(ボトムカバー)を交換する方式を採用しています。
どちらか一方だけのユーザーならば、なんの問題もありませんが、両サイズを併用する”マルチユーザー”(ボク)からみると、やや手間に感じるかもしれません。
この点についてメーカーさんにお聞きしたところ、調整機能を加えることも検討されたものの、コスト面での折り合いが付かず、現行商品での実現ができなかったとのことでした。
今回の「リフィルメーカー3.5」が、メーカーの予想を上回る売れ行きになれば、近い将来にバージョンアップされたモデルが発売されるかもしれません、そのためには、今のモデルをしっかり支持していきたいところです。
(「リフィルメーカー3.5」を2つ買って、M5・mini6それぞれ専用器として活用する方法もあります、財力に余裕があるというひとには、こちらもオススメです)

それでも便利な「リフィルメーカー3.5」


ボクは、仕事やプライベートなど、ケースに応じてA5サイズやバイブルサイズのシステム手帳を併用していますが、外出時には必ずM5サイズのシステム手帳を携帯するヘビーユーザーです。
趣味なのか、もはや病(やまい)なのか、判断は読者に委ねますが、数年前に吉川紙商事が開発した「NEUE GRAY」(用紙)に惚れ込み、このラインナップにM5サイズのリフィルがないことから、メーカーさんに無理をお願いしてM5サイズにカットした「NEUE GRAY」(M5/無地)をワンロット(約5,000枚)特注しました。
そのおかげで、M5サイズの無地リフィルに不自由することはなくなりました。
しかし、システム手帳のリフィルとして使うため必要な、穴を開ける作業に時間をとられてきましたが「リフィルメーカー3.5」を手にしてから、この作業が大幅に削減されて、パンチすることが、とても楽しい時間になりました。

オリジナルリフィルを楽しもう


カール事務器では「リフィルメーカー3.5」をより楽しめるコンテンツとして、公式サイトにM5・mini6サイズのリフィルテンプレートがダウンロードできるサービスを提供中です。
(公式サイト:https://www.carl.co.jp/products/template/
自宅にあるプリンターを使って、お好きな用紙でリフィル作りが楽しめます。
また、サイズに合わせてカットした無地の用紙に市販のスタンプを使えば自分だけのオリジナルリフィルをつくることもできて、”楽しもう”とする気持ちは、可能性の枠をドンドン広げてくれます。

まとめ


自分の好きな紙を使ってリフィルを作りたい、もっとたくさんの用紙に穴を開けたいと思っていた、M5・mini6ユーザーの願いをかなえてくれた、カール事務器「リフィルメーカー3.5」。
発売からしばらくの間、品薄状態が続いたということは、ボクのような、あるいはさらに上をいくヘビーユーザーがいたことの証。「リフィルメーカー3.5」で、さらなる”システム手帳沼”へダイブする仲間が増える事を、心から願います。

出雲さんよりリフィルのおすそわけ!

なんと!記事内で紹介されていた特注M5リフィルを、リフィルメーカー3.5をお買い上げいただいた方へのプレゼントとしてお預かりしております!
ノイエグレーをお試しするチャンスでもありますので、どうぞお見逃しなく!
※数量に限りがあるため、なくなり次第終了となります。

この記事を書いた人

出雲義和
出雲義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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