世界の筆記具ペンハウス
文具好きの小部屋

タイプ別で選ぶ大人のペンケース

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子供の頃、文房具は学校に堂々と持って行ける「玩具」でした。
「像が踏んでも壊れない」のCMで有名だった筆箱から、マグネットを使ってカギを掛けることができるものから、立体的に変形するものまで、ペンケースの機能はまさに遊べる要素が詰まった文房具だと感じていた人は少なくないはずです。

学校教育の場から離れて、仕事や趣味で「ペンケース」を使うようになると、段々と遊びの要素はそぎ落とされて、自分自身の使い方にあった機能が購入の重要な決め手になります。

「世界の筆記具ペンハウス・逸品の小部屋」の読者なら、すでに素晴らしいペンケースを(たくさん)お持ちかもしれませんが、もうひとつ欲しいとか、これから買おうかと思っている人に、オーソドックスなタイプから最近のトレンド、また少しとんがったモデルまで、タイプ別にまとめて紹介しましょう。

ファスナー式

パイロット トレンダーレザー05 型押し牛革 ペンケース

筆記具をまとめて収納できるシンプルで取り出し易さが特長のペンケースがファスナー式です。
ペンだけでなく、消しゴムや替え芯に定規の類いまで、まさに「筆記具」をまとめて持ち歩くための定番ツールです。

https://www.pen-house.net/category/FASTENER_PENCASE/16210.html

ロール式

Pent〈ペント〉 byケイシイズ オイルド ステアハイド ペンケース ロビン・フッド

万年筆を大切に持ち歩きたい人には、1本1本包むようにやさしく守ってくれるロール式が便利です。
フラップが付いているモデルや革紐で縛るタイプなど、誤ってペンが落ちないための工夫が成されています、中でも革紐で縛るというプロセスがアナログ筆記らしく格好良さを感じます。

https://www.pen-house.net/item/30995.html

1本差しペンケース

dunn(デュン) ペンケース ワンペンカバー

万年筆1本を大切に持ち歩きたいユーザーに、1番オススメできるモデルです。
また、パイロットコーポレーションのカスタム74とカスタム843のように、軸の太さが異なる万年筆を入れると、複数差しの場合バランスが悪くなり、太いペンに馴染んでしまうと細い軸を入れた時にスカスカになってしまうことがあるので、太軸の万年筆には1本差しの方が似合う気がします。

https://www.pen-house.net/category/OTHER_PENCASE/39390.html

大容量ブックタイプ

ペリカン ペンケース 20本用

ハードカバーの書籍のようなこのペンケースは、中に仕切りが設けられてあり、たくさんの高級筆記具を大切に保管するのに最適です、また携帯もできるので、いつもそばに置いて持ち歩きたい人にはうってつけです。またロール式ペンケースよりも出し入れがしやすいのもこのタイプの魅力です。

https://www.pen-house.net/category/FASTENER_PENCASE/4131.html

立つペンケース

ソニック 立つペンケース

近年人気を集めている「ペンスタンド」タイプのペンケース。
デスクの上でも邪魔にならない省スペースな設計と、ペンの出し入れがしやすいというメリットで人気を集めています、フリーアドレスのオフィスやカフェなども活躍できる今の時代にふさわしいスタイルのペンケースです。

https://www.pen-house.net/category/FASTENER_PENCASE/40855.html

変わり種ペンケース

Kaweco(カヴェコ)2本差しペンケース

全長106mmのスポーツシリーズ2本がジャストサイズで収納が可能で、よりコンパクトにペンを持ち歩く人にぴったり、ジーンズのポケットにすっぽり収まるウェラブルなペンケースです。
ボールペンと万年筆の組み合わせは、これだけであれば何処へだって行ける最強コンビが完成します。

https://www.pen-house.net/item/34848.html

ベアハウス「どや文具ペンケース」

取り出し易さと収納量が魅力の「どや文具ペンケース」は、500ccのロング缶ビールが1本まるまる入る大きさで、ペンケースという名の「道具箱」といった感じです。万年筆などの高級筆記具は別に収納したい場合には、サブポケットが有効です。
SNSがきっかけで誕生したこのペンケースは、文具愛好家達の知恵とアイデアがいっぱい詰まった、他にはない逸品です。

https://www.pen-house.net/item/41487.html

現在ペンケースは、いろんなメーカーから発売されていて、デザインやスタイルなど種類も豊富で、新しいモデルが発売されるとつい手が出てしまいます。

これでも用途に応じて使い分けているのですが、家族からは「また新しいオモチャ?」と言われてしまいます。
結局、文房具とはいくつになって遊び心を満たしてくれる実用性を兼ね備えた大人の玩具(ツール)なのかもしれません、ペンケースもまた然り。

この記事を書いた人

出雲義和
出雲義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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