世界の筆記具ペンハウス
文具好きの小部屋
『文具好きの小部屋』は文具を愛してやまない人々が集まるペンハウスの一室。 整然と並んだ本棚の前には、古い書斎机と座り心地の良い長いソファ。 さてさて、今日も誰かが熱く文具を語り始めます。

ポケッタブル筆記具のススメ

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ポケッタブル筆記具のススメ

ノック式ボールペンのペン先を出したまま胸ポケットに差してしまい、ワイシャツにインクの汚れを作ってしまった経験はないだろうか?
ワイシャツや薄い色のジャケットの場合、インクの汚れは目立つうえに洗濯してもなかなか落ちづらかったりする。

あるとき、ポケットのないシャツを着て出かけようとして胸にペンがさせないことに気付き、慌ててジーンズのポケットにペンを1本突っ込んで外出をした。
その時持ち出したのがLAMY Pico(ボールペン)だった。

ポケッタブル筆記具のススメ

LAMY Picoは全長10cmに満たないボールペンだが、ノックするとペン先が出るだけでなくペンの全長が12.5cmの長さになるギミックを備えている。
わずか3cmあまりの差だが、本体が伸びると人差し指の付け根(基節)にペンが当たり書き心地が格段によくなる、計算された哲学が込められているようだ。
外出先で立ったままポケットからペンを取り出しサッと筆記ができる、意外なほどこのスタイルの使い勝手が良いことに気がついた。

こうなると他にもこんな筆記具がないだろうか?と文具店の店頭で物色してみると、ドイツのブランドKawecoからショートタイプの筆記具が数多く発売されているのを見つけ、その中からAC Sportの万年筆をチョイスしてみた。

ポケッタブル筆記具のススメ

AC Sportはスポーツカーをイメージしアルミ素材にカーボンファイバーと組み合わせた、同じスポーツシリーズの中でもひときわ目をひくスタイリッシュなボディが特長だ。
携帯性と速記性を優先して使うのなら、しっかりカリカリ書くコトができるスチールペンは相性が良い、それでいて万年筆としての高級感も兼ね備えている点は大人が持つ文房具として格好も良い。

ポケッタブル筆記具のススメ

ポケッタブル筆記具のススメ

万年筆を購入してから、同じシリーズのボールペンと合わせて専用ケースを買い求めた、荷物を少なくしたい時や旅行の時にもこの2本さえあれば必要最小限の事は足りる、心強い旅文具としても活躍してくれる。

ポケッタブル筆記具のススメ

旅文具といえば、デザインフィルのトラベラーズカンパニーから2017年に発売になったブラスプロダクトシリーズ「ブラス万年筆(無垢)」も一緒に旅へ出たくなる1本だ。
ブラスシリーズは真鍮という素材を使い、長く使い続けると自分の色に変化していく、そんな育てる楽しみがもれなく付いてくるのがこのシリーズの特長で万年筆だけでなく、ペンケースなどのラインナップも充実している。

ポケッタブル筆記具のススメ

ショートサイズの筆記具は、ペンケースに入れるよりも思い切ってジーンズなどのポケットに入れてみると、その携帯性が良さに驚くことと思う。

ポケッタブル筆記具のススメ

長く使い続ければAC Sportはストーンウォッシュのような風格も備わり、自分色の筆記具を育てる事もでき愛着もさらに増します。

ポケッタブル筆記具のススメ

とかく高級筆記具として思われがちな万年筆もサイズや使い方ひとつで、すり切れたジーンズが良く似合うやんちゃなオトナのツールにもなり得ます。
お気に入りのポケッタブル筆記具を見つけたら、気軽に身軽に外へと一緒に出かけてみてほしい。

<記事に登場する文具>
ラミー ボールペン ピコ(※画像のレッドは生産終了カラー)
カヴェコ 万年筆 ACスポーツ
カヴェコ ボールペン ACスポーツ
トラベラーズカンパニー ブラス プロダクト 万年筆 無垢

この記事を書いた人

出雲 義和
出雲 義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。