手帳をきれいな状態で最新情報に保つアイテム「パイロット フリクション」
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手帳をきれいな状態で最新情報に保つアイテム「パイロット フリクション」

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パイロット フリクションボール

ぼくたちが日常的に使う筆記具の種類はたくさんある。鉛筆、ボールペン、サインペン、シャープペン、万年筆、ローラーボールなどが一般的だ。子どものころ、あるいは学生のころに使う筆記具は鉛筆やシャープペンだけ(そういえば、小学生の時はシャープペンは使用禁止だったように記憶しているが、今はどうなのだろうか?)だったが、大人になると、筆記具の用途も増えるので、場面によって使い分けをするようになる。
そんな筆記具の中で一番衝撃的だったのが、消すことができるボールペンが登場した時だ。それがパイロットから発売されたフリクションボールだ。2007年3月に国内での販売が開始された時、その斬新なアイディアにぼくはとても驚いたし、それ以降はずっとフリクションボールを愛用している。

ボールペンでありながら、そのペンについたゴムの部分でこすることで、文字を消すことができるというのは、ボールペンの文字は消せないというそれまでの概念を大きく崩した。

特にぼくがフリクションボールを頻繁に使うのは、手帳に何かを書くときである。特にルーティーンワークをしていて、毎日決まった仕事だけをしているのであれば、変更事項はそれほど多くないはずだが、フリーランスで仕事をしていると、そういうわけにはいかない。
先方の都合で予定が延期になってしまったり、あるいは突発的な仕事が入ったりすることもある。そういう時にもしそれまで通り、消すことができないボールペンを使って記述をしていたら、たちまち手帳はぐちゃぐちゃになり、一体何が本当に確定した予定なのかわからなくなってしまう可能性だってある。
ところが、キャンセルになった予定を付属の消しゴムをこすることで摩擦を起こし文字を消すことができるフリクションボールを使えば、そのようにスケジュール帳がぐちゃぐちゃになってしまうということはなくなるのだ。
だから、フリクションボールが登場してから、ぼくのスケジュール帳はそれまでとは比べものにならないくらいきれいで見やすくなった。
そして、本当の予定を一目で把握するようになり、それまでのごちゃごちゃの手帳を見る時に感じた軽いストレスからも解放された。

パイロット フリクションボール

パイロット フリクションボール

発売から10年以上たったフリクションボールは、芯の太さも0.38mm、0.4mm、0.5mm、0.7mmの4種類に増え、さらに色も当初の3色から10色に増えた。
また、3色、4色を一本にまとめたボールペンなどが登場しただけでなく、色鉛筆や蛍光ペン、手帳などに使うことができる消せるスタンプ「フリクションスタンプ」なども登場した。

下の写真の左側は普段ぼくが使っている3色フリクションボールペンで、黒、青、赤の多色ボールペンだ。こちらは主にプライベートで使っており、鞄の中や自宅の机の上に常備している。

パイロット フリクションボール

さて、今日ぼくがご紹介するのは、そんなフリクションボールの中でも、ビジネスシーンで使いたいフリクションボールビズである。「ビズ」というのはビジネスユースを想定して名付けられたネーミングだと思われるが、通常のフリクションボールとは軸の素材や色、さらにデザインも異なり、まさにビジネスシーンにふさわしいボールペンといえよう。

パイロット フリクションボール

パイロット フリクションボール

フリクションボールなので、当然書いた文字を消すための専用の消しゴムがついているのだが、その消しゴムが表に出ていないので、どこにその消しゴムがあるのか、一目ではわからない。しかし、軸の尻の部分のキャップを外すとゴムが出てくる仕様になっており、それもまた高級感と実用性を兼ねていて、これは秀逸な文房具だなと思う。

パイロット フリクションボール

パイロット フリクションボール

もちろん、普段使うボールペンは、プラスチック製の軽いタイプのフリクションペンでも問題はない。しかし、例えば、商談の時や、外出先などでスケジュールを確認したり、予定を書き込んだりすることも多いだろう。そういう場合は、できれば他の人とはちょっと違う、おしゃれなアイテムを使いたいものだ。そんな時に、このフリクションボールビズは大活躍することになるのだ。

実は、このボールペンはある親しい方にプレゼントしてもらったのだが、普通のフリクションペンを持っている人でも、これならプレゼントしてもらうと嬉しいし、高級感もあり、おしゃれなので、ちょっとした気負わないプレゼントとして選択肢にいれても良いかもしれない。

パイロット フリクションボール

<商品詳細はこちら>
パイロット フリクションボール ノックビズ

この記事を書いた人

武田健
武田健
文具ライター、山田詠美研究家。雑誌『趣味の文具箱』にてインクのコラムを連載中。好きになるととことん追求しないと気が済まない性格。これまでに集めたインクは2000色を超える(2018年10月現在)。インクや万年筆の他に、香水、マステ、手ぬぐいなどにも興味がある。最近は落語、文楽、歌舞伎などの古典芸能にもはまりつつある。
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