
文房具をテーマにした催事やイベントが各地で開催されています。
これまでにも、「ISOT(国際文具・紙製品展)」や「合同展示会・FRAT」「インターナショナルペンショー」など、こちらのサイトでも紹介してきましたが、コンシューマー(消費者)向けに開催される「文具女子博」は、その中でも、もっとも大きな規模を誇る文房具催事といえます。
文具女子博

はじめての文具女子博は、2017年12月に東京流通センターホールで開催されました。
以来、首都圏をはじめ全国各地でも開催されるようになり、どの会場も、たくさんの文具ファンで賑わいます。
この第1回の開催から取材でお邪魔しているボクですが、毎回「文具女子」というワードに気後れして(こんなおじさんが行っていいの?)いますが、主催者から取材のご招待をいただくので、お言葉に甘えながら、毎回のように会場へお邪魔しています。
第1回から取材で足を運んでいるおかげで、近年の文具のトレンドや出展者の傾向を知る機会になり、ライターとしてはとてもいい勉強になります。
今回は、そんな視線から見た「文具女子博2026in大阪」のレポートをお届けします。
文具女子博2026in大阪

2026年の文具女子博in大阪は、大阪南港にあるATCホール(アジアトレーディングセンター)で、3月5日~3月8日までの4日間の日程で開催され、出展数は199社、総アイテム数は5万点以上、そして来場者は3万8千人(チケットは予約購入制)を超える、まさに日本最大規模の祭典です。
そして、今回は「今日、どれにする?文具コーデ」をテーマに、文房具をファッションのようにコーディネートするコンセプトで開催されました。
2026年の女子博の見所

今年、会場内のブースで特に目立ったのが、「ボンボンドロップシール」(こちらは未出展)に代表されるキャラクターや食べ物をデザインしたシールメーカーのブースです。
ボクが取材でお邪魔したのは、「文具女子博in大阪」(以下文具女子博)初日の3月5日。この日はちょっと入場料がお高いプレミアムデーということで、より熱心な文具ファンが集まります。
初日とあって、人気のブースは開場からわずか30分ほどで完売してしまうほど、いまのブームとファンの熱気を実感させられます。
今のトレンドを象徴するブースと比較すると、今回はガラスペンや万年筆インクが減少傾向にあったような気がしますが、逆に文房具ブランド以外の出展もあり、文具業界はさまざまな業態を巻き込みながらさらに発展しようとしているのがうかがえます。
もうひとつの人気はスタンプメーカー

シールと並んで、人気を集めているのが各「スタンプ」メーカーのブースです。
ブースによって表記が「スタンプ」や「はんこ」と表記がバラバラなので、ここでは「スタンプ」と呼称を統一しますが、こちらの関連ブースにもたくさんのユーザーが集まっていました。
サンビー


スタンプといえば創業1921年と業界内では老舗のスタンプメーカーのサンビー株式会社が有名ですが、今回もさまざまなスタイルとデザインのスタンプが並びました。
イベント会場では、定番の日付印から日本をデザインしたスタンプが登場!限定販売の「日本津々浦々」と名付けられたご当地スタンプは、旅行やイベントのお土産にもなって、旅行好きの文具ユーザーには、おもわず欲しくなるアイテムです。
オーバンド


文具女子博ならではの楽しみは、一般の文房具店では手に入らない会場限定モデルも魅力です。こちら、共和株式会社のオーバンドのブースでは、市販モデルにはない、カラフルな輪ゴムの詰め放題が楽しめます。
輪ゴムって、おそらくどんな会社でも備品としてあるものですが、こんなカラフルな輪ゴムだと、仕事がちょっと楽しくなるかも?また、カテゴリ毎に色を変えて使うのも実用的ですね。
万年筆インク

万年筆インクの出展が減ったかも?と書きましたが、人気はまだまだ衰えていません。
KA-KU大阪がこのイベントのために用意した限定インク「空にうかぶ星色の庭」インクは、たっぷりの偏光パールラメが含まれていて、文字を書くだけでノートのページを美しく飾れるインクです。
ボクが立ち寄った際にも、海外からこのインクを求めてやってきたという女性がいて、並んだインクひとつひとつを吟味しながら、嬉しそうに買い物袋に詰めている姿を目にしました。
国内外のファンが詰めかけて、このインクは会期中に完売したそうです。
旅心をくすぐる文具


旅と文具をテーマにしている、この連載としては、見逃せないのが「Kumpel」
若い世代には、実物を見たことがないかもしれない、JR(国鉄)の硬券キップをデザインした「キップコレクションシリーズ」のマグネットやメッセージカードなど、旅心をくすぐるアイテムが並びます。
セレクトに迷うユーザーのため、美味しいところをまとめたバリューセットを会場限定で販売。昭和世代には懐かしく、若い世代には新鮮でオシャレに目に映る文具かもしれません。
Canonブース


文房具業界以外の企業でひときわ大きなブースを構えていたのは、カメラやプリンターでおなじみのCanon。近年では「文具女子博」の常連になりつつあります。
こちらのブースの中心は、スマートフォンで撮影した写真をその場で印刷できる機能を持った、ミニフォトプリンター。
なかでも手のひらサイズの「inSPIC(インスピック)」は、印刷した写真はシールシートになっているので、そのまま手帳に貼り付けられるとあって、手帳ユーザーの間では定番と呼べる存在でした。
実は、ボクも初代モデル「inSPIC・PV-123」をいまでも愛用していますが、このモデルよりも印刷品質がアップ、充電速度やバッテリーの持ちが良くなった「inSPIC・PV-223」が2022年に登場、デモ機を見ていると新しいモデルが欲しくなりました。
また、カードサイズやスクエアサイズに対応した「SELPHY・QX20」、ハガキサイズの印刷までできる「SELPHY・CP1500」(要ACアダプター)もラインナップに加わり、ノートをデコって楽しみたいユーザーに新しい可能性を提案しています。
Canonブースでは、自分のスマートフォンの中の写真を実際に、ミニフォトプリンターを使い印刷体験ができるとあって、こちらにもたくさんのユーザーが集まっていました。
この他にも、合わせて200社近いブースが出展する「文具女子博」で、限られた時間の中ですべてを取材するのはさすがにムリ!
この他には、紹介したいブースはあったのですが、今回はこのへんでご容赦いただきたい。
まとめ

毎年、たくさんの入場者を集める「文具女子博」の開催前後にSNSを見ていると、来場前から興奮している人、「初めて行きます、アドバイス下さい」と投稿する人、参加後に購入したアイテム(戦利品とファンの間では呼ばれている)の写真を投稿する人など、開催前後はハッシュタグ#文具女子博がトレンドにあがるほどです。
”女子博”の名称ですが、主催者側では、女性だけでなく男性の来場も歓迎しているのこと、男性も右手に勇気、左手に財布を握りしめて、最寄りの街で開催される「文具女子博」へGo!であります。
この記事を書いた人

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文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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