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暗くなりがちな冬だから ~ボールペンコーディネート術~

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冬が近づき、なんだか気になることがあります。寒い季節はブラックやネイビー、グレーなど暗い色の洋服ばかり。夏にはトロピカルカラーがもてはやされるのに、暗い色ばかりではなんだか気持ちまで暗くなってしまいます。かといって、ベージュやカーキのコートが行き交う街中で黄色いコートを着る勇気はないし、オフィスで真っ赤なスカートも難しい……。それなら、手元のボールペンを明るくしてみてはいかがでしょうか。

オンライン ビジョン

一つ目はドイツのメーカー・オンラインのビジョン。

暗くなりがちな冬だから

ターコイズは夏の色と思われがちですが、ライトグレーやシルバーアクセサリーとも相性がよく、寒い季節にも爽やかな印象を与えてくれます。
鮮やかな色のボディはアルミ製でブラッシング加工された、さらさらとした独特の触り心地です。

暗くなりがちな冬だから

暗くなりがちな冬だから

ストレートボディに弧を描くクリップは大きく開き、手帳につけることもできます。
ツイスト式で芯を繰り出す所作も美しくしてくれます。

暗くなりがちな冬だから

シェーファー VFM

二つ目はシェーファーのVFM。

暗くなりがちな冬だから

Vibrant(生き生きと)、Fun(楽しく)、Modern(今を生きる)の頭文字をとったこのボールペンは手軽に扱えるノック式です。

暗くなりがちな冬だから

シェーファーは1913年創業のアメリカ老舗の高級筆記具メーカー。
価格は控えめのシリーズですが、シェーファーの象徴でもある「ホワイトドット」がこのクリップにもついています。

ピンクサファイヤはブラックやダークパープルなど、ダークカラーと相性がよく意外に扱いやすい色です。

暗くなりがちな冬だから

クロス センチュリーⅡ

三つ目はボールペンで有名なクロスのセンチュリーⅡ・パールホワイトラッカー×ローズゴールドの組み合わせです。

暗くなりがちな冬だから

白は暗い服が多い冬には、カラフルな小物と同じくらいに目を引きます。それでいてカラフルな小物よりも取り入れやすい、隠れたアクセントカラーなのです。
くすんでいたり、黄みがかったりしていない、新雪のような白はどんな色とも合わせやすくて便利です。

センチュリーといえば、天冠部分のコニカルトップが有名です。
クラシックセンチュリーのデザインを受け継ぎながら、ボディは一回り太いためより持ちやすくなっています。

暗くなりがちな冬だから

白は汚れが目立つ、と敬遠している方が少なくないでしょう。
しかし、ボールペンにつく汚れの多くが黒鉛やマーカーで、これはプラスチック消しゴムで簡単に取り除くことができる場合が多いのです。
(表面の塗装を傷つける可能性もあるので、目立ちにくいところで試してから手入れしてください。傷がある部分には行わないでください。)

いかがですか。
手元に明るいボールペンを添えて、気分も明るくしてみませんか。

<記事に登場する文具>
オンライン ボールペン ビジョン ターコイズ
・シェーファー ボールペン VFM ピンクサファイア
クロス ボールペン センチュリーII パールホワイトラッカー

この記事を書いた人

菅未里
菅未里
文具ソムリエール。大学卒業後、文具好きが高じて雑貨店に就職し文房具売り場担当となる。
現在は、商品企画、売場プロデュース、コラム執筆などの活動を行っている。
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