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文具女子博in大阪2022会場レポート

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2017年12月に東京でスタートした文具女子博は、いまでは日本全国で開催されるようになり、これまでに180万人を越える来場者が訪れる文房具の一大祭典になりました。 2022年4月21日から4日間、大阪で開催された「文具女子博in大阪2022会場」では、前売りチケットだけで20000枚を超え、取材でお邪魔した4月21日のプレミアムタイム(16:30~18:00に開催された先行会)には抽選で選ばれたラッキーな文房具ファン1000人が、開場の前から長い列を作っていました。 今回は、そんな文房具ファンを夢中にさせる「文具女子博in大阪2022会場」の魅力に迫ります。

文具女子博の魅力

これほどまでに、多くの文房具好きを魅了する「文具女子博」の魅力をいくつか上げてみると? ・文具女子に嬉しいアイテムが一堂に揃うイベント ・ここでしか買う事ができない文具女子博の限定アイテム ・これから店頭に並ぶ商品をひと足はやくゲット ・意外な文具?との遭遇 ・メーカーさんと話ができます

①文具女子に嬉しいアイテムが一堂に揃うイベント

今回の「文具女子博in大阪2022」には、過去最大規模の会場に、文房具メーカーや小売店など91社が出展、各社が自慢の文房具アイテム30000点以上が並び、文房具ファンにとって、宝箱のようなイベントといえます。

②ここでしか買う事ができない文具女子博の限定アイテム

文房具店の店頭に並ぶアイテムは、ある意味全国どこででも購入できますが、会場ではこのイベントのために用意された文具女子博オリジナルデザインの文房具が購入できます。

各ブースはもちろん、主催である文具女子博実行委員会の公式文具として、今期のテーマであるHappy文具パレードが表紙になったコクヨ株式会社「文具女子博限定キャンパスノート」をはじめ、ゼブラ株式会社「文具女子博マイルドライナー3色セット」、三菱鉛筆株式会社の人気ゲルインクボールペン「ユニボールワン5色アソートSakura Festival」など、来場記念のお土産としても人気です。

また、株式会社デルフォニクスのブースでは、オリジナル表紙・用紙・リング・ゴムバンドを自由に組み合わせて、自分だけのロルバーンノートブックを作るワークショップも開催され、予定数があっという間に、完売するほどの人気振りです。

③これから店頭に並ぶ商品をひと足はやくゲット

会場だけで購入できる限定アイテムも魅力ですが、まだ店頭に並んでいない商品を誰よりも早く手にできるというのも魅力のひとつ。

筆や墨のなど書道用具の老舗メーカー呉竹株式会社では、新しくオリジナル万年筆インク「ink cafe 明治のいろ」6色をリリース、併せて人気の「からっぽペン」でオリジナルインクをつくる「ink cafe petit はじめてのカラーインク作りキット」も、会場特別先行販売品として並びました。

④意外な文具?との遭遇

文具女子博に出展しているのは、文房具のメーカーや小売店だけではありません。
カメラや家庭用プリンターで親しみのあるCanonから、プリンター各種がブースに並びました。

いまや、文房具はひとりで楽しむためのものではなく、インターネットを通じて情報やアイデアを共有する時代になりました。
InstagramやTwitterなどのSNSには、美しく飾られたノートブックが数多く見られます。

これまでは、マスキングテープやカラフルな筆記具をつかったケースが中心でしたが、自ら撮影したインスタ映えする写真を印刷して、ノートに飾るといった楽しみ方にプリンターが大きな役割を果たしています。

今人気を集めているのがミニフォトプリンター「inspic(インスピック)」です。
本体にバッテリーが内蔵されていてスマートフォンで撮影した写真をその場で印刷ができ、しかも写真用紙はシールになっているので、即ノートに貼り付けられる便利さで、最近では手帳ユーザー必帯のアイテムになりつつあります。

⑤メーカーさんと話ができます

近年、大きなイベントには、メーカーのマーケティングや開発の担当者がブースに立ち、ユーザーとコミュニケーションを図るケースが増えてきています。
これはユーザーにとってもまたとない好機(チャンス)で、雑誌やインターネットから知り得る情報だけでなく、開発秘話といった裏情報やうんちくにトリビアといった、商品に関わる面白い話題を耳にすることができる機会にもなっています。

まとめ

文具女子博という名前から、少し敷居の高さを感じてしまうユーザがいるかも知れません、実際に初日の来場者を、ぱっと見ただけでも90%以上は女性で占められていましたが、主催者は老若男女すべての文具好きユーザーに来て欲しいとのこと、近年の文房具は女子向けに見えても、ジェンダーの壁を越えて使える優れた文房具も少なくありません。

とはいえ、看板に「女子」と書かれていると、ボクでもちょっと気後れしてしまうので、こんな時のために、普段から家族と仲良くして、文房具への理解を深めておくといいかもしれません。

さすれば、文房具は仕事や趣味だけではなく、家庭円満にも役に立つツールとなってくれる..はずです。

この記事を書いた人

出雲義和
出雲義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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