日本から台湾の首都・台北までは飛行機で約3〜4時間の距離、週末や連休を利用して気軽に行く事ができる海外として年々人気を集めています。
台湾といえば、小籠湯包を代表に日本人の口にもあう中華料理からモンスターアイスなどのスイーツ、故旧博物院など歴史的文化に触れられる施設から、日本にも出店が決まった新しいスタイルの総合書店誠品書店など、普段着のままで楽しめるのが台湾の魅力です。
2018年10月に台南で開催された「第3回台南筆展(ペンショー)」へ取材で訪れた際、日本の万年筆や文具などを並べる出展者もあって、日本ブランドは現地でも人気の的になっている事を知りました。
日本人として、台湾の人たちに日本の文房具が愛されているのはこの上なく嬉しい事なのですが、はて!台湾ブランドの文房具は?と聞かれた時に思い当たる文房具やメーカーが思い浮かびますか?
台湾ブランド日本上陸!
今から3年ほど前に大阪市内の万年筆専門店で、見たことがない万年筆が並んでいるのを見つけた。
透明なボディにカートリッジやコンバーターを使わない吸入式の万年筆、それが台湾ブランドのTWSBIだった。
店頭で見た瞬間に一目惚れしてしまい、衝動的に購入したのがTWSBIダイヤモンドmini、いまでも愛用している1本です。
価格も約10,000円前後で購入できる手頃さが魅力で、同時にデモンストレーターのような高級感を漂わせていた。
この価格なのでペン先はステンレススティールを採用しているが、とてもそうは思えない柔らかな書き心地が金ペンを思わせる。
TWSBIのラインナップにはVAC(バキューム)・ダイヤモンド・classic・Ecoの種類があり、どれもが吸入式を採用している点も面白い。
さらに、他のメーカーにない特徴として、万年筆本体の他にメンテナンスキットが付属していて、自身で分解・洗浄を行う事ができる。
万年筆のクリーニングは手間の掛かる作業だが、このメンテナンスキットがあれば、これまでよりも容易に分解し洗浄ができるのは涙が出るほど嬉しい。
そして2018年12月にはユニークなスプリング吸入式の万年筆TWSBIGOが日本でも発売された。
台湾では秋頃から店頭にならんでいたので、台湾取材の際に現地の文具店で購入、ひと足早くそのユニークなギミックのインク吸入を楽しませてもらった。
これまで数々の有名ブランドのOEMを経て培った技術と価格以上の書き心地、豊富なカラーバリエーションのラインナップ。
いま1番注目してほしい万年筆のブランドが台湾からやってきたTWSBIです。
<この記事に登場する万年筆>
・TWSBI(ツイスビー) 万年筆 ダイヤモンド mini Classic M7443
・TWSBI(ツイスビー) 万年筆 GO(ゴー)
・TWSBI(ツイスビー)の万年筆一覧はこちら
この記事を書いた人
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文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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