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あなたの旅が10倍たのしくなる旅ノートのすすめ

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旅の想い出や記録を1冊のノートにまとめる「旅ノート」というものがある。
旅好きな文具ユーザーにとって「旅ノート」は旅の楽しみのひとつにもなっているが、はじめての人には敷居が高いと感じている人が多いようだ。
そこで今回、週末や連休を利用しての旅行で簡単に作る事が出来る、切って貼るだけのシンプル旅ノートのつくり方を紹介しよう。

切って貼るだけの簡単旅ノートをつくる

切って貼るだけの簡単旅ノートをつくる

用意する物は1冊のノートブックだけ、今回は神戸派計画のノートrecto style no5(5mm方眼)を使ってみる。
必要なのはノートだけだが、帰宅後「旅ノート」を作るため必要な材料は旅行中にしっかり確保しておこう。
材料とは?たとえば観光案内所に用意されている地図やパンプレット、施設の入場券、食事をしたお店のショップカードや駅や観光地におかれている記念スタンプなど、それらすべてが旅ノートの材料となる。

すべての資料は旅ノートの材料になる

すべての資料は旅ノートの材料になる

ボクの場合、このほかに乗車券や郵便局の風景印など、材料(旅の想い出)になりそうなものを、旅行中に収集している。

How to 旅ノート
今回ボクは信州、小諸・上田(別所温泉)・長野(善光寺)・小布施を2泊3日で旅してきた。これらを順番に「小諸」「上田」「長野」「小布施」と4つのグループに分け、各グループの中から特に想い出深いものを選び、ノートに合うサイズに切り取る。

パンフレットから必要な部分だけ切り抜き

パンフレットから必要な部分だけ切り抜き

懐古園でもらったパンフレットには園内の詳細な解説や地図も含まれている上に、チケットには訪れた日が記録されている。また駅のスタンプには周辺の主な観光名所などが描かれているので、情報として十分役に立つ。
それらをそのまま貼り付けても良いし、自分が特に気に入ったスポットの情報だけ切り取って「旅ノート」に貼り付けるのもOK。

貼るだけで情報が記録として残ります

貼るだけで情報が記録として残ります

もう少し手を加えたい人は、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真を印刷して貼り付ければ、より自分だけのオリジナル旅ノート感がさらに増します。
これらの材料には、場所や日時などが記されていて、貼り付けるだけで必要な情報はすべてノートに収められ、簡単に「旅ノート」が完成です。

神戸派計画 rectostyle No5をセレクト
このノートを選んだ理由はサイズ(210×120mm)から、A4コピー用紙を約1/3にした大きさで、パンフレットや地図などA4サイズが標準とされているので汎用性があり、方眼のフォーマットはチケットなどを貼る時に横・縦にずれにくいといったメリットがあります。

写真&キャプションでオリジナル感がUP!

写真&キャプションでオリジナル感がUP!

さらにrectoは万年筆で気持ちよく書く事ができる上質紙を使ったノートなので、お気に入りの万年筆でノートの空欄に言葉を添えてみよう。
材料を貼り終えた「旅ノート」をカフェなどで、写真にキャプションを加えるような感覚で、旅の中で感じた思いで綴ってみると、あなたの旅の1冊が完成するはずです。
次の旅行で、あなただけの「旅ノート」を作ってみてはいかがだろうか?

<この記事に登場する文具>
神戸派計画 recto style (レクト スタイル) 01-00320 no.5

この記事を書いた人

出雲義和
出雲義和
文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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