皆様こんにちは!ペンハウス山中です。
突然ですが、今当店スタッフの中で「0.7mm ペンシル」ブームが起こっています。
きっかけはひとりのスタッフが使用していたこちらの「カヴェコ ペンシル・スペシャル」。どちらも0.7mm芯のものなのですが、この書き味が絶品!瞬く間に我々スタッフ達の心を奪ったのでした。
シャープペンは日本独自の呼び方
さて、ここまでペンシルペンシルと申し上げておりますが、いわゆる「シャープペンシル」のことです。日本では「シャーペン」や「シャープペン」などの呼び方が一般的ですが、アメリカではメカニカルペンシル(mechanical pencil)、イギリスではプロペリングペンシル(propelling pencil)などと言い、単に「ペンシル」と呼ばれることが多いようです。当店では海外筆記具を多く扱っているため「ペンシル」という表記に統一しております。
欧米では0.7mmペンシルが主流
ペンシル・スペシャルとカヴェコについては以前、逸品の小部屋にて「古き良き世界観をリスペクトした、上質なシャープペンシル」でご紹介しておりますので合わせて是非ご覧いただきたいのですが、今回のテーマは「0.7mm ペンシル」。
「0.7mm」とはペンシルの芯経サイズのことですが、こちらも国や地域によって違いがあるようです。日本のように複雑で細かい字を書く漢字文化圏では主に「0.5mm」や「0.3mm」など繊細な芯を選ばれる方が多いようです(ぺんてるのオレンズなどは「0.2mm」もラインナップしてます)。反対にアルファベットを用いるその他欧米諸国では少し太めの「0.7mm」がポピュラーとなっているようです。
0.7mmペンシルの魅力に迫る
ではこの0.7mm芯の魅力はどこにあるのでしょうか。少し掘り下げて考えてみたいと思います。
(1)鉛筆のような安定感
0.7mm芯は0.5mm芯と比べると、僅かではありますが紙と接地する部分が大きくなります。そのため鉛筆のような安定感とひっかかりの少ない滑らかな書き味を楽しむことができます。たかが0.2mm、されど0.2mm。この差は手にすれば明らかに違いを感じていただけると思います。
(2)とにかく折れにくい
最近では「折れにくい」ペンシルが大人気ですが、そもそも0.7mm芯は折れにくく、かなり筆圧をかけても折れません。というより、折ろうと思ってもなかなか折れません。(※芯の種類により折れやすいものもあります)
(3)普段使いにも最適
ペンシル芯の規格としては「0.7mm」より少し太めの「0.9mm」もありますが、「0.9mm」だと普段使いの筆記には少し太すぎるように感じてしまいます。「0.9mm」の使用用途としてはラフスケッチや図形の記入など、アイデア出しやクリエイティブな利用におすすめです。さらに「1.2mm」などになると書き味もさらに鉛筆に近くなるのですが、すぐに先端が丸くなってしまいますので、こちらも用途を選んでしまいそうです。
よほど小さいスペースに細かい文字を書く必要がなければ、「0.7mm」が丁度良く、海外で最もポピュラーだという事実にも納得です。
書くことが快楽
やはり普段使いで、書き味の良いものとなると「0.7mm」という選択がパーフェクトではないでしょうか。特に「ペンシル・スペシャル」のように軸に多少の重みがあるものがおすすめです。万年筆とまではいきませんが、ペンの自重があるため、筆圧をあまりかけずに筆記ことができますので、サラサラと心地よい書き味を愉しんでいただくことができると思います。
ペンハウスが選ぶ「0.7mmペンシル」3選!
最後に0.7mm芯を採用したペンハウスおすすめのペンシルを厳選してご紹介いたします!
カヴェコ ペンシル 0.7mm ペンシルスペシャル PS-07
1930年頃に高い評価を受けていた繰り出し式の事務用ペンシルをイメージし
現代に蘇った逸品。ブラス(真鍮)タイプは軸の経年変化も愉しめる。
販売価格4,587円(税込)~
ロットリング ペンシル ロットリング800シリーズ
線や字を書くプロフェッショナルの要求に応えた最高級ペンシル!自分が書いているものがペン先で隠れないツーステップ設計を採用し機能性も抜群。
販売価格6,048円(税込)
カランダッシュ ペンシル 849コレクション
カラフルデザインで世界中にコレクターを持つ「849コレクション」のペンシルシリーズ。隠れた銘品とはこのこと!
販売価格2,268円(税込)
まとめ
今回は「0.7mmペンシル」にスポットを当ててみましたがいかがでしたでしょうか。知る人ぞ知る0.7mmペンシルの快楽!ご興味のあるかたは是非お愉しみいただければと思います。
(※販売価格は掲載日(2017年9月29日)現在のものとなります。また上記販売価格のほか送料・手数料が別途かかる場合がございますのであらかじめご了承ください。)