手帳シーズン?聞き慣れない言葉かもしれないが、10月の声を聞くと大手文具店や書店の店頭に来年度の手帳が並び始めます。
この光景を目の当たりにすると、手帳を使わないといけないような気にさせられます。
(ここでは手帳=ダイアリーとして話を進めます)
〇書くコトに慣れていない人が抱えるジレンマ
本当は手帳を使いたい、でも何を書いていいのかわからない、上手に使いこなす自信がないという人は多く、そんな人の1番の壁は「なに」を書けばよいのか?これに尽きるといえます。
ビジネスの世界では問題解決の方法に「ブレインストーミング」と呼ばれる手法があります。思いついたことを、とにかく書き出しそれをつなげて形にするというものですが、その手法を使い手帳に書くことを見つける方法を紹介します。
ブレインストーミング4つのルール
- 自由な意見を歓迎する
- 結論を出さない
- 質より量を優先する
- 結合して展開する
このルールを応用してすすめていきます。
そこで今回は、書くスペースに余裕があるESダイアリー(枻出版社)の1日1ページを使ってブレインストーミングを実践してみます。
(1)きょうの出来事をランダムに書き出してみる。
「朝食」「通勤」「会議」「営業」「打合せ」・・・
これが、4つのルールの自由な意見、結論を出さない、質より量の項目にあたります。
(2)その中から特に印象に残った事についてさらに詳しく掘り下げてみる、これが結合して展開の応用です。
例「会議」
企画会議→何があった?→ネットで見つけたヒントを企画に応用した→結果「ほめられた」に至る展開。
例「ランチ」
場所「六本木」、店名「豚組」、値段「¥1000-」といった情報を加えた結果→「コスパ最高!」に至る展開(あえて接続詞を無視してもOK)
これらの情報が加わることで箇条書きの日記が、「あのときの店はどこだっけ?」とあとから読み返す(または調べる)時に有用なデータとしての記録になります。
これでもまだ余白があります、もっと思いついたことをどんどん書きこんでいけばあっという間に1ページがきょうの出来事で埋められていきます。
〇アウトプットを繰り返しが自分自身との対話。
頭の中にある情報をランダムにアウトプットすることで、自分にとって書きしるしておきたい事が自然に見えてきます。
結果、自分がおもっているよりずっと書くコトが好きな自分に出会えるはずです。
ESダイアリーB5は、雑誌「趣味の文具箱」1年分(4冊)「ナショナルジオグラフィック」(12冊)より少ないスペースであなたの1年を本棚のライブラリーに変えていきます。
〇ESダイアリーB5 枻出版社
大きなサイズで書き込むスペースがたっぷりある枻出版社のESダイアリーB5。
ESダイアリーの構成
1.マンスリーページ
1ヶ月の予定を書き込むページ、1月単位のページ構成で俯瞰して見る事ができ視認性が良いのが特長、日本人が一般的に好むタイプで、初心者でも馴染みやすいフォーマット。
2.1日1ページ
1日の時間軸と□はTodoなどのチェックに、また余白が大きいので「きょうの出来事」を数多く書き出す事ができる。
ESダイアリーは予定を管理するためのマンスリーページ、時間軸(バーチカル)、Todoといった基本の項目がしっかりサポートされて、かつ実にシンプルなページレイアウトになっています。そのシンプルさが初心者にはとても使い易いスタイルといえるでしょう。
もう1点「世界の筆記具ペンハウス」の読者にとって大切なポイント、万年筆でも裏抜けしないのもこのESダイアリーの特長です。
<この記事に登場する文具>
・エイステーショナリー B5サイズ ESダイアリー 2019年版 1日1ページ式(販売終了)
・その他エイステーショナリーの商品はこちらから
この記事を書いた人
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文具ライター、システム手帳から綴じノートまで複数の手帳を使い分ける、手帳歴40年のマルチユーザー。
「趣味の文具箱」「ジブン手帳公式ガイドブック」などの文具雑誌や書籍をはじめ、旅行ライターとしても執筆活動を行い、文具と旅の親和性を追い求める事をライフワークとしている。
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