世界の筆記具ペンハウス

台湾発!藍染め屋さんのこだわりインク~藍濃道具屋(レンノンツールバー)~

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台湾発!藍染め屋さんのこだわりインク~藍濃道具屋(レンノンツールバー)~

どこか懐かしさを感じさせながらも、異国情緒を漂わせ、日本人の心を掴んでやまない台湾。近年多くの日本人観光客も足を運び、台湾からも多くの人が日本に訪れています。そして今、当店でもTWSBIやystudioなどをはじめとする「台湾ステーショナリー」の人気がものすごい勢いで拡大しています。

レンノンツールバー(藍濃道具屋)のインクコレクションもそのひとつ。

ただ、他のブランドとちょっと違うのは、同社の本業が筆記具メーカーではなく、「藍染め屋さん」だということ。

本業が筆記具メーカーではなく、「藍染め屋さん」だということ

藍染めというと日本の伝統文化としても馴染みが深いですが、台湾にも古くより藍染めが存在していました。古来中国より伝わったとされる藍染めの特徴は、染めの繰り返し。美しい仕上がりとは対照的に、手間のかかる染色工程と重労働を伴う技法が必要となり、1942年ごろを最後に藍染め専業業者が一度衰退してしまいます。

一時は台湾から姿を消してしまった藍染めですが、1992年、国立台湾工芸研究発展センターが再び光を当てます。日本の徳島の藍染め職人を台湾に招待し、日本の伝統的な技法を学び、台湾の藍染め文化を復活させました。

美しい藍染めを少しでも多くの人に伝えたい

藍染めをテーマしたインクコレクション

レンノンツールバー(藍濃道具屋)Lennon Tool Bar

2014年に創業したレンノンツールバー(藍濃道具屋)は、伝統的な藍染め技法を守りながら、ワークショップやイベントなどに参加し、精力的に「藍染め」文化を広めています。

「一人でも多くの人に藍染めの色合いの美しさを知って欲しい」

そんな思いで立ち上げた万年筆インク・プロジェクトもその一つです。

一人でも多くの人に藍染めの色合いの美しさを知って欲しい

今までにない青のグラデーション

日本では昨今、世界でも類を見ないほどの万年筆インクブームが起きており、市場にはメーカー品や店舗オリジナル、ご当地インクなども合わせると数千という種類のインクが存在しています。

そんな中、レンノンツールバーのインクは藍染めをテーマしたブルー系が中心。ただブルーといっても「青」「碧」「蒼」「あお」「アオ」と言葉では表現しきれないほど多彩で奥深い色ばかりが揃います。インク好きからも絶賛の声が上がるほど。

今までにない青のグラデーション

一般的にブルーというと「冷たい」「寂しい」などの気分で例えられることが多いのですが、レンノンツールバーのブルーはちょっと違います。

どこか暖かみを感じるのは、藍染めが私達日本人の伝統文化としてあるからでしょうか。それにきっと台湾という土地や人のあたたかさが、そう感じさせてくれるのかもしれません。
清々しい気分の時も、寂しいときも、やさしくそっとよりそってくれる。暑い夏の日も、凍てつく冬の季節も、いつでも使いたくなる。そんな不思議な魅力をもっています。

各色の色見本は詳細ページにてご紹介しています>>

美しい街、淡水より想いを込めて

淡水(ダンシュイ)

レンノンツールバーが工房を構える淡水(ダンシュイ)は台湾のベニスともよばれる美しい街。台湾で最も夕日が美しい街として、現地の人たちにも大人気の観光地です。台北市内からもMRTでわずか40分というアクセスの良さで、台湾を訪れる際はぜひとも立ち寄りたい街のひとつです。

賴氏 藍濃道具屋(レンノンツールバー)

代表であり職人の賴氏。驕らず、ブレずに自分たちの足元をしっかり見ている。そんな真摯でひたむきな人柄がインクの色にも現れているかのようです。なんと写真で羽織られているジャケットも藍染めで仕上げられたもの。

台湾の魅力に引き込まれるインク

レンノンツールバーのインクコレクションを万年筆にいれると、どんどん台湾への思いが高まってきて、なぜか台湾を訪れたい気分になってくるから不思議です。台湾の空気感、美しい情景、そして藍染めという伝統ある文化と職人たちの熱い想い。あなたの知らなかった台湾の魅力をきっと感じさせてくれることでしょう。

台湾の魅力に引き込まれるインク

<この記事に登場する文具>
レンノンツールバー

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