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風花(かざはな)~彩時記コラム~

■風花(かざはな)
儚くて、切ない色。最初にこの「風花」を万年筆に入れて連想したのがそんなフレーズだった。
このインクで文字を書いてみると、一瞬自分がどんな字を書いているのかわからなくなるのだけれども、良く見ると、きちんと筆跡が見える。その微妙な薄さがこのインクの大きな特徴。
文字を書いていても、ぱっと認識できないので、個人的に判読しづらい色のインクは、苦手で、実はこのインクも字幅によってはそういうストレスを感じさせてしまう可能性を秘めている。
しかし、中字以上で書いてみると、程よい濃さで文字を書くことができる。さらにそれだけではなく、薄い分インクフローも良く出てくるのだ。
青でもない、緑でもない、薄いターコイズグリーンのこの色はまさに風に乗って降ってくる雪のような印象。地面に落ちるとたちまち消えてしまうような儚さをその淡い色の中に感じることもできる。
これは、誰かに対して発信するというよりも、自分の気持ちをそっと自分のためだけに書き留めておく時に使うとより効果的なのではないだろうか。

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Pent〈ペント〉 ボトルインク 彩時記 冬~winter~ 風花(かざはな)

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