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夏天(かてん)~彩時記コラム~

■夏天(かてん)
彩時記の中で一番好きな色は何か?と問われたら、ぼくは迷わず、この「夏天」をあげる。そのぐらい好きな色。深みのあるブルーにうっすらと緑を感じることができる色で、夏の海や空を想起させる美しいターコイズブルーだ。「青緑」がターコイズグリーンなら、こちらはターコイズブルーとなり、この「夏天」と「青緑」は対の関係にもなるだろう。
そして、この夏天の面白さはやはり、微妙な色味にある。ストレートに青というには緑が入っているのが如実にわかるし、かといって緑というカテゴリーには入らない。そのどっちとも言えない色というのがまず、この色の面白さ。
それに加えて、この色にはさらに深みが加わっている。この色をじっと見つめていると、深い海の深淵をのぞいているような気持ちになる。夏の海はまさにこういう色の部分が多く、このインクの文字を見るだけで、そういう海を思い浮かべる人も多いだろう。
もう一つ、この「夏天」の魅力は、他のブランドにはないような色であるところ。強いていうのであれば、ペリカンエーデルシュタインの2016年限定色「アクアマリン」に近い印象を持っている。この「夏天」にもその「アクアマリン」のあの独特なインクの持つ世界観が閉じ込められていて、そこがぼくにはたまらない魅力に感じるのだ。
深みのある色でもあるので、プライベートだけではなく、ビジネスシーンでも使うことができるだろう。派手さはなく、どちらかといえば地味な色なので、商談の時に、この色でメモ書きをしても、相手を驚かせることはない。でも、良く見るとユニークな色だということがわかるので、一人ひそかにほくそえみながら使うことだってできる色でもあるのだ。 ぼくにとって「夏天」は、夏にかかわらず、通年通してヘビーユースしたいインクだ。

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Pent〈ペント〉 ボトルインク 彩時記 夏~summer~ 夏天(かてん)

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